想い遠く、空の君に
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あれから二年、少しずつだが雷騎は立て直してきた。
そして翼は歌女として、また"剣"として戦場に立つ事を決意。
雷騎は奏がいなくなった事でサブマネージャーを辞め、本格的に二課に所属。
とは言っても、翼を蔑 ろにするわけではなく、影ながらサポートはしている。
そして現在。
響「えぇっと……立花響…です…」
ほんの少しビクビクしながら言っているのは、雷騎の視線が気になったからだ。
ガングニールの装者として現れた立花響。
彼女は二年前の事故が原因とは言え、偶然にも奏のガングニールを受け継ぐ事になった子だ。
恨みはないのだが、雷騎としては受け入れ難い状況である事に変わりはなく。
「…立花響。君は何の為に戦う?」
ちょっと意地悪な質問をしてみた。
響「何の為と言われましても…私は……うん、守りたいものを守る為に戦うんです」
それは前向きな自殺衝動だと、翼は前に響に言ったらしい。
正しくそれだった。
「それは自分を"押し殺す"事になるとしても?」
響「決めたんです。私は私に出来る事をやりたい。その為には、まず自分から歩み寄りたいって」
「(奏……この子は…昔のお前に"そっくり"だ)」
奏『ま、なんてったって、あたしのガングニールを受け継いだ子だ。けど…悪くないだろ?』
空から、そんな声が聞こえた気がした。
.
そして翼は歌女として、また"剣"として戦場に立つ事を決意。
雷騎は奏がいなくなった事でサブマネージャーを辞め、本格的に二課に所属。
とは言っても、翼を
そして現在。
響「えぇっと……立花響…です…」
ほんの少しビクビクしながら言っているのは、雷騎の視線が気になったからだ。
ガングニールの装者として現れた立花響。
彼女は二年前の事故が原因とは言え、偶然にも奏のガングニールを受け継ぐ事になった子だ。
恨みはないのだが、雷騎としては受け入れ難い状況である事に変わりはなく。
「…立花響。君は何の為に戦う?」
ちょっと意地悪な質問をしてみた。
響「何の為と言われましても…私は……うん、守りたいものを守る為に戦うんです」
それは前向きな自殺衝動だと、翼は前に響に言ったらしい。
正しくそれだった。
「それは自分を"押し殺す"事になるとしても?」
響「決めたんです。私は私に出来る事をやりたい。その為には、まず自分から歩み寄りたいって」
「(奏……この子は…昔のお前に"そっくり"だ)」
奏『ま、なんてったって、あたしのガングニールを受け継いだ子だ。けど…悪くないだろ?』
空から、そんな声が聞こえた気がした。
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