なんやかんや言いながら、三人はクリスの住む家に到着。
クリスは二人に「別に着いて来なくてもいい」と言ったのだが聞き入れてもらえず。

調「ここが…雷騎さんとクリス先輩の…」
切「愛の巣ッ」
ク「…突っ込まないからな」

そもそも巣じゃなくて家であるが。
どこかの誰かさんがここにいれば、少なくとも「なぜそこで愛ッ！？」と鋭い突っ込みが出たであろう。
そして玄関に近付いた時、ちょうど目の前で扉が開かれた。

「…クリス？」
ク「おう、今帰った」
「やっぱり。買い物にでも行ってるって思ってたから、迎えに行こうとしてたんだ」

雷騎も仕事の帰りだと言うのに、しっかりとクリスの事を気にかけている。

「でも心配なかったみたいだな」
切「雷騎さん、お久しぶりデースッ！」
調「お久しぶりです。これ、クリスさんが持ってた荷物」

自宅まで持っていてくれていた荷物受けとる。
せっかく来てくれた二人も家の中へと招く。

「ほんとに久しぶりだね。わざわざありがとう……て、何買ってきたの？」

実はあれからスーパーをもう一軒寄った事で、当初より荷物が多くなってしまっていた。

ク「いきなりなんだが、こいつらにも飯食べてもらおうって思ったんだが…」

「迷惑だったか？」と不安げに言うクリスだが、雷騎は「そんな事ない」と答える。

「食べるのに人は多いほうが楽しいからな。いいよ」
切「わあ…ッ！雷騎さんお手製のご馳走デースッ！」
調「切ちゃん、はしゃぎすぎ…」




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