今と昔
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
響「お兄ちゃん…」
「…ふぅ。遅くなってごめん、響。未来ちゃんも、響を守ってくれてありがとう」
未「ううん、私は何も…」
息を吐いた雷騎の口調は元に戻っていた。
お礼を言われた未来は何も出来なかった事を悔いるも。
「そんな事ないよ。誰かが側にいるってだけでも、人の心は強くなれる」
「俺はそう信じてる」と言いながら、響の服に付いた泥を払う。
響「そうだといいな……あのさ、お兄ちゃんって何で怒った時、言葉変わるの?」
「ああ、あれな…」
それは響にも言った事がなかった。
いや、言えるわけがなかった。
雷騎には前世がある。
その記憶を持ったまま、雷騎は立花家の長男として産まれたのだ。
感情が昂 った時、口調が前世の頃に使っていたものに無意識に変わってしまう。
「(王だった頃の…"俺"…か…)」
響「お兄ちゃん…?」
「あ、ごめん。何でもないよ」
その後、未来は響を雷騎に任せて家に帰って行った。
雷騎も響の怪我を気遣いながら、家へと帰る。
響「…ねぇ、お兄ちゃん。もし私が私じゃなくなったとしても…お兄ちゃんは味方でいてくれるよね?」
「いきなり何を言って……当たり前だろ」
響「ありがと…あと、お兄ちゃんの口調が違っても、お兄ちゃんはお兄ちゃんだから」
「…ありがとな」
それから二年後、物語は動き出す。
END
「…ふぅ。遅くなってごめん、響。未来ちゃんも、響を守ってくれてありがとう」
未「ううん、私は何も…」
息を吐いた雷騎の口調は元に戻っていた。
お礼を言われた未来は何も出来なかった事を悔いるも。
「そんな事ないよ。誰かが側にいるってだけでも、人の心は強くなれる」
「俺はそう信じてる」と言いながら、響の服に付いた泥を払う。
響「そうだといいな……あのさ、お兄ちゃんって何で怒った時、言葉変わるの?」
「ああ、あれな…」
それは響にも言った事がなかった。
いや、言えるわけがなかった。
雷騎には前世がある。
その記憶を持ったまま、雷騎は立花家の長男として産まれたのだ。
感情が
「(王だった頃の…"俺"…か…)」
響「お兄ちゃん…?」
「あ、ごめん。何でもないよ」
その後、未来は響を雷騎に任せて家に帰って行った。
雷騎も響の怪我を気遣いながら、家へと帰る。
響「…ねぇ、お兄ちゃん。もし私が私じゃなくなったとしても…お兄ちゃんは味方でいてくれるよね?」
「いきなり何を言って……当たり前だろ」
響「ありがと…あと、お兄ちゃんの口調が違っても、お兄ちゃんはお兄ちゃんだから」
「…ありがとな」
それから二年後、物語は動き出す。
END
3/3ページ