家を守るは
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
久「…」
「い、いた…?」
久「いや…誰もおらんが…」
「嘘っ!?」
しかし、そこには何もいなかった。
結「ちょっと二人共、話はまだ」
久「結菜!お前まで…」
乃愛だけではなく結菜もここに来てしまった事に驚く久遠だが、乃愛はそれどころではなかった。
「確かここに…」と布団が敷かれたままの部屋の中心へ行く。
そして…すぐだった。
「ひいぃっ!?」
久「今度は何だ!?」
久遠の背後に隠れた乃愛。
その乃愛の視線を辿って久遠と結菜がそれを追い、いたのは…
久&結「…………ヤモリ」
ヤモリだった。
そう、爬虫類が大の苦手な乃愛が朝目覚めた途端、視界に映ったそいつが目掛けてやって来たのだ。
「あ、あ、あいつが…あいつが私を…!」
久「ま、待て乃愛!お前は『誰か』に狙われてると言わなかったか!?」
「『誰』なんて私は一言も言ってないから早くあいつを何とかしてほしいなぁ!!」
半 ヤケクソに答える乃愛。
結「…やっぱりそうよねぇ。だからここに来る前に止めようとしたのに」
結菜は初めから気付いていたのか終始冷静だった。
確かに乃愛の話の中に「人」とは言ってない。
しかし久遠は結菜の次に乃愛に執心してると言える存在。
そんな乃愛の事となると、周りが見えなくなってしまったようだ。
結「あのね乃愛、むしろヤモリって縁起がいいのよ?家を守るから家守 って言われるぐらいで…」
「そんな知識いらないそれより何でもいいから早く奴を追い出してほしいですお願いします」
言葉を区切らず言った乃愛はガタガタと震え、その顔は青褪めている。
結「はいはい。で、久遠もいい加減戻って来なさい」
久「……」
相手が人ではなくヤモリだった事、そして乃愛がここまで異常に怯えるとは思ってもいなかった久遠の心境は複雑であった。
NEXT:あとがき
「い、いた…?」
久「いや…誰もおらんが…」
「嘘っ!?」
しかし、そこには何もいなかった。
結「ちょっと二人共、話はまだ」
久「結菜!お前まで…」
乃愛だけではなく結菜もここに来てしまった事に驚く久遠だが、乃愛はそれどころではなかった。
「確かここに…」と布団が敷かれたままの部屋の中心へ行く。
そして…すぐだった。
「ひいぃっ!?」
久「今度は何だ!?」
久遠の背後に隠れた乃愛。
その乃愛の視線を辿って久遠と結菜がそれを追い、いたのは…
久&結「…………ヤモリ」
ヤモリだった。
そう、爬虫類が大の苦手な乃愛が朝目覚めた途端、視界に映ったそいつが目掛けてやって来たのだ。
「あ、あ、あいつが…あいつが私を…!」
久「ま、待て乃愛!お前は『誰か』に狙われてると言わなかったか!?」
「『誰』なんて私は一言も言ってないから早くあいつを何とかしてほしいなぁ!!」
結「…やっぱりそうよねぇ。だからここに来る前に止めようとしたのに」
結菜は初めから気付いていたのか終始冷静だった。
確かに乃愛の話の中に「人」とは言ってない。
しかし久遠は結菜の次に乃愛に執心してると言える存在。
そんな乃愛の事となると、周りが見えなくなってしまったようだ。
結「あのね乃愛、むしろヤモリって縁起がいいのよ?家を守るから
「そんな知識いらないそれより何でもいいから早く奴を追い出してほしいですお願いします」
言葉を区切らず言った乃愛はガタガタと震え、その顔は青褪めている。
結「はいはい。で、久遠もいい加減戻って来なさい」
久「……」
相手が人ではなくヤモリだった事、そして乃愛がここまで異常に怯えるとは思ってもいなかった久遠の心境は複雑であった。
NEXT:あとがき