奮うは義なり
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一葉の隣にいたのは噂の田楽狭間の天人だった。
尾張の織田久遠信長の上洛に合わせてここに至るらしい。
先程雷騎と話していた少女は小寺官兵衛孝高と言って、最近剣丞の隊に入ったとの事。
一「あと主様…剣丞は余の良人 となった」
「良人ぉ!?」
一「うむ。良人じゃ」
さすがの雷騎もこれには驚いたのか声を荒げた。
何でも幕府からの禁裏付きで一葉と双葉を夫人にした。
細かい事は兎も角。
「足利だの将軍だのを抜きにしたら最高の女だったんだがな。そうか…双葉もか」
一「一足遅かったようじゃの」
実は密かに一葉と双葉を狙っていた雷騎。
しかし当時の一葉にその気はなく、のらりくらりと雷騎からのアプローチを避けていた。
双葉に至っては、ある人物の手によって毒されないようにと遠回しにされていたので気付いていない。
「こうなったら…剣丞とやら。その腰のは飾りじゃないな?」
剣「ああ、うん」
剣丞の腰にある刀を見るや否や、ギラリと雷騎の目が鋭く光った。
背負っていた大剣を抜き、その場で振り下ろすと風圧で砂埃が舞う。
「仕合しよ うか」
剣「え!?ちょ、ちょっと待って!話が見えないって!!」
一「主様、諦めろ。雷騎は手応えのありそうな者を見ると戦わずにはいれんのだ」
剣「だったら俺より一葉のほうが強いんじゃ…!」
「何度も手合せしてる奴より初めてやる奴とのほうが楽しいだろ。おら行くぞ!!」
慣れている一葉は兎も角、いきなりの攻撃に剣丞は咄嗟に刀を抜いて応戦した。
大剣と刀がぶつかりギリギリと嫌な音が鳴る。
剣「お、折れるって…!」
「だったらそれまでの刀だったってだけだろ。次は…」
.
尾張の織田久遠信長の上洛に合わせてここに至るらしい。
先程雷騎と話していた少女は小寺官兵衛孝高と言って、最近剣丞の隊に入ったとの事。
一「あと主様…剣丞は余の
「良人ぉ!?」
一「うむ。良人じゃ」
さすがの雷騎もこれには驚いたのか声を荒げた。
何でも幕府からの禁裏付きで一葉と双葉を夫人にした。
細かい事は兎も角。
「足利だの将軍だのを抜きにしたら最高の女だったんだがな。そうか…双葉もか」
一「一足遅かったようじゃの」
実は密かに一葉と双葉を狙っていた雷騎。
しかし当時の一葉にその気はなく、のらりくらりと雷騎からのアプローチを避けていた。
双葉に至っては、ある人物の手によって毒されないようにと遠回しにされていたので気付いていない。
「こうなったら…剣丞とやら。その腰のは飾りじゃないな?」
剣「ああ、うん」
剣丞の腰にある刀を見るや否や、ギラリと雷騎の目が鋭く光った。
背負っていた大剣を抜き、その場で振り下ろすと風圧で砂埃が舞う。
「
剣「え!?ちょ、ちょっと待って!話が見えないって!!」
一「主様、諦めろ。雷騎は手応えのありそうな者を見ると戦わずにはいれんのだ」
剣「だったら俺より一葉のほうが強いんじゃ…!」
「何度も手合せしてる奴より初めてやる奴とのほうが楽しいだろ。おら行くぞ!!」
慣れている一葉は兎も角、いきなりの攻撃に剣丞は咄嗟に刀を抜いて応戦した。
大剣と刀がぶつかりギリギリと嫌な音が鳴る。
剣「お、折れるって…!」
「だったらそれまでの刀だったってだけだろ。次は…」
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