越後お家騒動
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「美空姉がお家流出すんだったら…こっちも出しても文句言わないよね」
鋭気の纏った気を自身の体から柄を通して剣先へ集中させる。
その剣を空へ掲げると、乃愛のいる頭上にだけ雲が集まり始めた。
パリッ…と辺りに電気が走る。
そして。
「百雷 っ!!」
その雲から数本の雷が落ちて地響きと共に地面が抉れる。
土煙が治まると、そこにいた筈の五神は何処にもいなかった。
文字通り"消し去った"のだ。
松「乃愛様のお家流…久し振りに見た」
柘「柘榴達は出来れば相手にしたくないっすよね」
秋「あの…現に御大将が相手してますけど…」
神を使役する姉の美空と、天候を駆使する妹の乃愛。
乃愛のお家流の特徴は、その時の天候によって左右される。
今回のように呼び出す事も出来るが、例えば雨が降っている時。
そこに雷のお家流を使えば威力が増すが、逆に同じ雨のお家流は威力が激減するというわけだ。
何処でも呼び出せるだけあって、肉体よりも精神を擦り減らす事になるのが珠 に瑕 だが。
美「…」
「…」
美「…乃愛、あんたのお家流また威力増したんじゃない?」
「美空姉程じゃないけどね」
美「…あっそ」
美空ぶっきらぼうに答えながら、興が冷めたのか鞘に刀を収めた。
そこに柘榴が遠慮がちに静かに、ゆっくりと話し始めた。
柘「…で、結局は誰と寝るんすか」
美「まだ言ってんの」
「ああ、その話もういいよ」
美「そう。わかってくれたのね」
意外にもあっさりと「いい」と言った乃愛。
やっと諦めてくれたのかと、いろんな意味で皆が安心したのも束の間。
「松葉と寝るから」
ピシリ…と空気が凍った。
松「…え?」
「いいでしょ?一度も寝てないし」
まさか指名されるとは思っておらず、固まる松葉に覆い被さるように乃愛は抱き着く。
これを見て逃げたほうがいいと感じたのか、秋子と柘榴は既にこの場を去っていた。
美「いいわけ…あるかー!!一度も二度も関係ないでしょうが!!」
これはこれで、また一波乱ある越後であった。
NEXT:あとがき
鋭気の纏った気を自身の体から柄を通して剣先へ集中させる。
その剣を空へ掲げると、乃愛のいる頭上にだけ雲が集まり始めた。
パリッ…と辺りに電気が走る。
そして。
「
その雲から数本の雷が落ちて地響きと共に地面が抉れる。
土煙が治まると、そこにいた筈の五神は何処にもいなかった。
文字通り"消し去った"のだ。
松「乃愛様のお家流…久し振りに見た」
柘「柘榴達は出来れば相手にしたくないっすよね」
秋「あの…現に御大将が相手してますけど…」
神を使役する姉の美空と、天候を駆使する妹の乃愛。
乃愛のお家流の特徴は、その時の天候によって左右される。
今回のように呼び出す事も出来るが、例えば雨が降っている時。
そこに雷のお家流を使えば威力が増すが、逆に同じ雨のお家流は威力が激減するというわけだ。
何処でも呼び出せるだけあって、肉体よりも精神を擦り減らす事になるのが
美「…」
「…」
美「…乃愛、あんたのお家流また威力増したんじゃない?」
「美空姉程じゃないけどね」
美「…あっそ」
美空ぶっきらぼうに答えながら、興が冷めたのか鞘に刀を収めた。
そこに柘榴が遠慮がちに静かに、ゆっくりと話し始めた。
柘「…で、結局は誰と寝るんすか」
美「まだ言ってんの」
「ああ、その話もういいよ」
美「そう。わかってくれたのね」
意外にもあっさりと「いい」と言った乃愛。
やっと諦めてくれたのかと、いろんな意味で皆が安心したのも束の間。
「松葉と寝るから」
ピシリ…と空気が凍った。
松「…え?」
「いいでしょ?一度も寝てないし」
まさか指名されるとは思っておらず、固まる松葉に覆い被さるように乃愛は抱き着く。
これを見て逃げたほうがいいと感じたのか、秋子と柘榴は既にこの場を去っていた。
美「いいわけ…あるかー!!一度も二度も関係ないでしょうが!!」
これはこれで、また一波乱ある越後であった。
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