足利の嫁
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「「…………」」
一瞬だった。
はっきり言うと接吻以上の事はしていない。
無意識に近い状態でしたにしても、今の二人は羞恥しかなかった。
「…き、今日は…もう戻る、ね」
双「は…はい…」
ぎこちない動きで部屋を後にした乃愛。
自分の部屋に戻る途中で足を止めた乃愛は、知らず知らずのうちに口元に手を持っていっていた。
「……」
幽「何をしておられるのですかな?」
「ひぃっ!?」
朝の時と同じく、背後から幽が声を掛けた。
いつもと違い顔を赤らめた今の乃愛と、指先が口元にあった動きから察した。
幽「ああ、これはこれは…昼間からお熱いですなぁ」
「!!」
幽「しかし…本来は夫婦が先というのはご存知の筈。そうですな…これは非常~にまずいかと」
幽が言いたい事はつまり、何をするにしても夫婦が先にするべき。
この場合、一葉がした後で許可を貰った双葉とするのなら問題はない、と言いたいのだ。
この意味をわからない乃愛ではない。
しかし改めて自分のした事を思い返してみると、サァ…っと顔が青褪めていく。
「…」
幽「そこで一つ提案がございます。一葉様に包み隠さず全てを打ち明けるべきかと」
「…どんなパターンでも逃げ道はないよね」
幽「その"ぱたーん"が何かを知りませぬが、むしろ言わずに置いて後からバレる事を思えば…」
「うっ…」
ごもっともな意見。
幽「(ただ…覚悟はしていただきますが)」
.
一瞬だった。
はっきり言うと接吻以上の事はしていない。
無意識に近い状態でしたにしても、今の二人は羞恥しかなかった。
「…き、今日は…もう戻る、ね」
双「は…はい…」
ぎこちない動きで部屋を後にした乃愛。
自分の部屋に戻る途中で足を止めた乃愛は、知らず知らずのうちに口元に手を持っていっていた。
「……」
幽「何をしておられるのですかな?」
「ひぃっ!?」
朝の時と同じく、背後から幽が声を掛けた。
いつもと違い顔を赤らめた今の乃愛と、指先が口元にあった動きから察した。
幽「ああ、これはこれは…昼間からお熱いですなぁ」
「!!」
幽「しかし…本来は夫婦が先というのはご存知の筈。そうですな…これは非常~にまずいかと」
幽が言いたい事はつまり、何をするにしても夫婦が先にするべき。
この場合、一葉がした後で許可を貰った双葉とするのなら問題はない、と言いたいのだ。
この意味をわからない乃愛ではない。
しかし改めて自分のした事を思い返してみると、サァ…っと顔が青褪めていく。
「…」
幽「そこで一つ提案がございます。一葉様に包み隠さず全てを打ち明けるべきかと」
「…どんなパターンでも逃げ道はないよね」
幽「その"ぱたーん"が何かを知りませぬが、むしろ言わずに置いて後からバレる事を思えば…」
「うっ…」
ごもっともな意見。
幽「(ただ…覚悟はしていただきますが)」
.