嵐を巻き起こせ!
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「クエスト?」
「うん」
ライキが部屋の掃除の準備をしていた時だった。
同じアカデミーの同期ミドリが、ライキと一緒にクエスト-と言う名の訓練-をしようと誘いに来たのだ。
「今から?」
「勿論!」
「……俺、掃除しようとしてたんだけど」
「そんなの後でいいじゃん!って言うか、ライキの部屋全然綺麗だし問題ないよ?」
「そうか?」
どこをどう見ても私物が散らかっていたり埃があるようには見えない。
「…ま、いいか。わかった。じゃあ行くか」
「ホントに!?」
「ああ。それで内容は?」
「えっとね…ドラグルにテルテル、ポックルとトロンの退治に…」
「皆雑魚じゃねぇか。ある意味そっちを掃除しないとだな」
今まさに部屋を掃除しようとしていたライキが雑魚の掃除をする羽目になるとは。
簡単そうな内容だったが、それだけではなかった。
「そうだけど、全部進化してる上に数は多いけど、行くのは二人で十分だって」
「誰に言われた?」
「シルフ」
「あのエセ中国妖精が…」
ビュンッ
ガシャンッ
「そんな言い方はないアル!ライキは酷いね!」
「おまっ…!危ねぇじゃねぇかシルフ!!」
一体何が起こったのかと言うと。
まずライキとミドリの間…と言ってもライキ寄りに強烈な風が一瞬にして通り抜ける。
そして通った時にライキの頬を掠め、前髪数本持っていかれた。
二人の間を風が抜けた先にあったのは、飾ってあった小さめの観葉植物。
それが見事なまでに粉砕され、もはやそれが植物言うには尊いものとなってしまった。
「い、いつからいたの?」
「ついさっきアルよ。偶々通った時に悪口が聞こえてきたね」
普通の人間なら聞こえないような小言でも聞こえてしまう妖精。
いや、今のシルフは妖精と言ってもいいのだろうか。
ふわふわと浮きながらライキを見下している。
口は笑っているが、何と言っても笑顔が黒い。
「…俺が炎属性ならとっくに燃やしてるぞ」
「簡単には燃やされないね。その前に、火でも強い風があれば消せるの知ってるアルか?」
「あー、もう!二人共やめてよー!」
.
「うん」
ライキが部屋の掃除の準備をしていた時だった。
同じアカデミーの同期ミドリが、ライキと一緒にクエスト-と言う名の訓練-をしようと誘いに来たのだ。
「今から?」
「勿論!」
「……俺、掃除しようとしてたんだけど」
「そんなの後でいいじゃん!って言うか、ライキの部屋全然綺麗だし問題ないよ?」
「そうか?」
どこをどう見ても私物が散らかっていたり埃があるようには見えない。
「…ま、いいか。わかった。じゃあ行くか」
「ホントに!?」
「ああ。それで内容は?」
「えっとね…ドラグルにテルテル、ポックルとトロンの退治に…」
「皆雑魚じゃねぇか。ある意味そっちを掃除しないとだな」
今まさに部屋を掃除しようとしていたライキが雑魚の掃除をする羽目になるとは。
簡単そうな内容だったが、それだけではなかった。
「そうだけど、全部進化してる上に数は多いけど、行くのは二人で十分だって」
「誰に言われた?」
「シルフ」
「あのエセ中国妖精が…」
ビュンッ
ガシャンッ
「そんな言い方はないアル!ライキは酷いね!」
「おまっ…!危ねぇじゃねぇかシルフ!!」
一体何が起こったのかと言うと。
まずライキとミドリの間…と言ってもライキ寄りに強烈な風が一瞬にして通り抜ける。
そして通った時にライキの頬を掠め、前髪数本持っていかれた。
二人の間を風が抜けた先にあったのは、飾ってあった小さめの観葉植物。
それが見事なまでに粉砕され、もはやそれが植物言うには尊いものとなってしまった。
「い、いつからいたの?」
「ついさっきアルよ。偶々通った時に悪口が聞こえてきたね」
普通の人間なら聞こえないような小言でも聞こえてしまう妖精。
いや、今のシルフは妖精と言ってもいいのだろうか。
ふわふわと浮きながらライキを見下している。
口は笑っているが、何と言っても笑顔が黒い。
「…俺が炎属性ならとっくに燃やしてるぞ」
「簡単には燃やされないね。その前に、火でも強い風があれば消せるの知ってるアルか?」
「あー、もう!二人共やめてよー!」
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