紡ぐ音
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「天音!天音何処にいるの!?」
乃愛は今後の日程の確認をするのに天音がいない事に気付いて捜す。
しかし見つかる所か、捜す身になっている乃愛にも少しずつ苛々が現れ始める。
葉月天音はバンド名【Noisy Girl Monster】のリーダー兼ボーカル。
他にギターの神無月綾音。
ドラムの睦月鈴音。
ベースの如月雪音。
マニピュレーターの弥生音々がいる。
「…はぁ」
一つの部屋に入ると、ようやく捜していた人の座った後ろ姿があった。
通りで乃愛がいくら声をあげても返事がなかったわけだ。
彼女は完全防音に施された部屋でヘッドホンを耳にかけていたのだから。
音楽が好きなのは構わない。
目を閉じてリズムに乗りながら鼻歌を歌っていてもいい。
しかし。
「天音…覚悟しなさいよ」
長い時間捜した乃愛は黒い笑みで鞄の中を漁り、取り出したそれを手に天音に近付く。
斜め後ろに立ち、糸に吊るされたそれを天音の頭上から前へとゆっくりと下ろす。
何かを感じたのか、目を開けた天音の前にいたのは…
蜘蛛…の玩具。
「いっ…嫌ぁーーーー!!」
仰け反った天音は派手に椅子と共に後ろに倒れた。
「やっと気付きましたか?天音サン」
「あ…乃愛?」
天音を見下ろす乃愛の笑みは何とも黒かった。
「してやったりー」
「乃愛!それだけはやめろって言ってるだろ!!」
「こっちの苦労も知らずによくそんな事が言えるわね」
「はあ?何の話……ひぃっ!!」
倒れたままの天音に蜘蛛をチラつかせる。
「幼馴染みとは言えマネージャーの仕事は大変なの。わかるでしょ」
「わ、わかってる!わかってるから…!!」
だからそれをしまってくれ。
涙目で訴える天音に溜息を吐き、ようやく鞄にしまう。
.
乃愛は今後の日程の確認をするのに天音がいない事に気付いて捜す。
しかし見つかる所か、捜す身になっている乃愛にも少しずつ苛々が現れ始める。
葉月天音はバンド名【Noisy Girl Monster】のリーダー兼ボーカル。
他にギターの神無月綾音。
ドラムの睦月鈴音。
ベースの如月雪音。
マニピュレーターの弥生音々がいる。
「…はぁ」
一つの部屋に入ると、ようやく捜していた人の座った後ろ姿があった。
通りで乃愛がいくら声をあげても返事がなかったわけだ。
彼女は完全防音に施された部屋でヘッドホンを耳にかけていたのだから。
音楽が好きなのは構わない。
目を閉じてリズムに乗りながら鼻歌を歌っていてもいい。
しかし。
「天音…覚悟しなさいよ」
長い時間捜した乃愛は黒い笑みで鞄の中を漁り、取り出したそれを手に天音に近付く。
斜め後ろに立ち、糸に吊るされたそれを天音の頭上から前へとゆっくりと下ろす。
何かを感じたのか、目を開けた天音の前にいたのは…
蜘蛛…の玩具。
「いっ…嫌ぁーーーー!!」
仰け反った天音は派手に椅子と共に後ろに倒れた。
「やっと気付きましたか?天音サン」
「あ…乃愛?」
天音を見下ろす乃愛の笑みは何とも黒かった。
「してやったりー」
「乃愛!それだけはやめろって言ってるだろ!!」
「こっちの苦労も知らずによくそんな事が言えるわね」
「はあ?何の話……ひぃっ!!」
倒れたままの天音に蜘蛛をチラつかせる。
「幼馴染みとは言えマネージャーの仕事は大変なの。わかるでしょ」
「わ、わかってる!わかってるから…!!」
だからそれをしまってくれ。
涙目で訴える天音に溜息を吐き、ようやく鞄にしまう。
.
1/3ページ