GODDESS OF VICTORY
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「おめでとうございます。お客様の勝ちです」
カードを広げて見せる。
勝った事で大喜びする客。
しかしそれとは対照的にリオの表情が少し硬く見える。
いつものリオならこんな事はない。
「……」
それを離れて見ていたノアはリオの側へ行く。
「すみません、お客様。リオと少々お話ししたい事がありますので、よろしいでしょうか?」
「え?ノア、何を…」
驚くリオに手で制する。
ゲームが一旦落ち着いた事もあってか、客は快くオッケーを出してくれた。
「ありがとうございます。リオ、行きましょう」
「あ…そ、それでは失礼します」
先に行くノアを追ってリオも追い掛ける。
「ノア、何処に行くの?こっちは部屋のある方じゃない」
「そうよ」
「ならどうして…」
「『どうして』?」
リオの言葉に歩みを止めたノアは振り返る。
ノアの顔のは少しばかり怒りが込められていた。
「疲れた顔してよくそんな事が言えるわね」
「ノア…まさか気付いて?」
「そりゃ気付くわよ。長年一緒に仕事してきてるんだから」
このハワードリゾートにリオが来る数ヵ月前、ノアは既にここでディーラーをしていた。
仕事上では先輩にあたるノアだったが年齢が同じ事もあり、すぐに意気投合。
リオがここで働く事になってから、あのオーナーはただでさえエロい度合いが更に増す事になるとは思っていなかったノア。
それが原因でノアがこの業界から去ってしまい兼ねない事態にもなった過去がある。
『ノア、次のコスチュームの事だが…』
『またそれですか。いい加減にして下さいよ。私は絶対に着ません』
『後から来たリオは着るというのに、お前さんだけ着ないわけにもいかんだろ』
『…用件がそれだけなら失礼します』
『まあ待て。これだけは言いたくなかったんだが…』
『?』
『オーナーの命令違反として減給しても知らんぞ?』
『だったら、私ここ辞めます』
『なあっ!?』
『オーナーも知っているでしょう?もし私が辞めたら少なからずいる私のファンが、私がいなくなったことでリゾートから遠ざかる』
『ぐぬっ…』
『そうなれば…言わなくてもわかりますよね?』
.
カードを広げて見せる。
勝った事で大喜びする客。
しかしそれとは対照的にリオの表情が少し硬く見える。
いつものリオならこんな事はない。
「……」
それを離れて見ていたノアはリオの側へ行く。
「すみません、お客様。リオと少々お話ししたい事がありますので、よろしいでしょうか?」
「え?ノア、何を…」
驚くリオに手で制する。
ゲームが一旦落ち着いた事もあってか、客は快くオッケーを出してくれた。
「ありがとうございます。リオ、行きましょう」
「あ…そ、それでは失礼します」
先に行くノアを追ってリオも追い掛ける。
「ノア、何処に行くの?こっちは部屋のある方じゃない」
「そうよ」
「ならどうして…」
「『どうして』?」
リオの言葉に歩みを止めたノアは振り返る。
ノアの顔のは少しばかり怒りが込められていた。
「疲れた顔してよくそんな事が言えるわね」
「ノア…まさか気付いて?」
「そりゃ気付くわよ。長年一緒に仕事してきてるんだから」
このハワードリゾートにリオが来る数ヵ月前、ノアは既にここでディーラーをしていた。
仕事上では先輩にあたるノアだったが年齢が同じ事もあり、すぐに意気投合。
リオがここで働く事になってから、あのオーナーはただでさえエロい度合いが更に増す事になるとは思っていなかったノア。
それが原因でノアがこの業界から去ってしまい兼ねない事態にもなった過去がある。
『ノア、次のコスチュームの事だが…』
『またそれですか。いい加減にして下さいよ。私は絶対に着ません』
『後から来たリオは着るというのに、お前さんだけ着ないわけにもいかんだろ』
『…用件がそれだけなら失礼します』
『まあ待て。これだけは言いたくなかったんだが…』
『?』
『オーナーの命令違反として減給しても知らんぞ?』
『だったら、私ここ辞めます』
『なあっ!?』
『オーナーも知っているでしょう?もし私が辞めたら少なからずいる私のファンが、私がいなくなったことでリゾートから遠ざかる』
『ぐぬっ…』
『そうなれば…言わなくてもわかりますよね?』
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