銀河の日常
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何もない宇宙。
広い銀河。
そんな場所で一つの大きな戦艦は進む。
ユニヴァース。
エスペラント共和国が所有するこの戦艦に彼…ライキは乗っていた。
現在この国は資源の枯渇により生活が苦しくなっていく一方。
ライキがここにいるのは、他の国への資源交渉を手助けする為だった。
宇宙にいれば船の中は無重力状態になるのは当たり前だ。
廊下をライキは漂って進んで行き角に差し掛かった時、自分の目の前を物凄い勢いで何かが通った。
「……何やってるんだ、あいつら」
無重力の中、自らを制御出来なくなった彼女と、それを止めようと追い掛けている一人。
青い服で眼鏡をかけた、おっちょこちょいな外務大臣、夏目カレン。
赤い服と髪が特徴の外務大臣専属SP、柳生オリヴィア。
彼女達は必死に手を掴もうと伸ばしている。
オ「カレン殿!」
カ「わっ、わっ…!」
しかしその手も虚しく【KEEP OUT】と書かれた物置にカレンは頭から突っ込んだ。
「あっちゃー…派手にやったな」
カ「痛い…」
オ「ライキ殿…!」
ライキが現れた事に何故か驚いているオリヴィア。
「ほらよ」とカレンの腕を掴み立たせる。
「でも、らしくない大臣だなお前は」
オ「ライキ殿、それは…!」
カ「いいのよオリヴィア。私ってほら…おっちょこちょいだから」
オリヴィアからすれば今の発言は失礼にあたる言葉だ。
しかしカレンは気にしてないのか、持ち前の明るさで振る舞っている。
オ「だいたい、あんな所に荷物があるからカレン殿がこんな目に!」
「よし。置いた奴は死刑だな」
カ「えっ!?」
「冗談だ」
オ「…ライキ殿は時々恐ろしい事を言い出すな」
視線の先には、恐らくカレンが躓いたであろう荷物がふよふよと浮いていた。
躓いたカレンもカレンだが、運んでいた資料が視界を遮っていて前が見えていなかったんだとか。
その後は三人で散らばった資料を拾い集めた。
事の発端になった荷物は、オリヴィアが言う前にライキが近くにいたオペレーターに指示を出し片付けさせた。
オ「すまない」
「いいって、これくらい。で、これは何処に持って行くんだ?」
カ「あ…」
ライキはカレンが再び持ち始めようとした資料を代わりに持った。
オ「いいのか?ライキ殿もやる事があるのでは…」
「乗り掛かった舟。とことん付き合ってやるよ」
カ「あ、ありがとうライキさん!」
「ついでだよ。それで何処に?」
.
広い銀河。
そんな場所で一つの大きな戦艦は進む。
ユニヴァース。
エスペラント共和国が所有するこの戦艦に彼…ライキは乗っていた。
現在この国は資源の枯渇により生活が苦しくなっていく一方。
ライキがここにいるのは、他の国への資源交渉を手助けする為だった。
宇宙にいれば船の中は無重力状態になるのは当たり前だ。
廊下をライキは漂って進んで行き角に差し掛かった時、自分の目の前を物凄い勢いで何かが通った。
「……何やってるんだ、あいつら」
無重力の中、自らを制御出来なくなった彼女と、それを止めようと追い掛けている一人。
青い服で眼鏡をかけた、おっちょこちょいな外務大臣、夏目カレン。
赤い服と髪が特徴の外務大臣専属SP、柳生オリヴィア。
彼女達は必死に手を掴もうと伸ばしている。
オ「カレン殿!」
カ「わっ、わっ…!」
しかしその手も虚しく【KEEP OUT】と書かれた物置にカレンは頭から突っ込んだ。
「あっちゃー…派手にやったな」
カ「痛い…」
オ「ライキ殿…!」
ライキが現れた事に何故か驚いているオリヴィア。
「ほらよ」とカレンの腕を掴み立たせる。
「でも、らしくない大臣だなお前は」
オ「ライキ殿、それは…!」
カ「いいのよオリヴィア。私ってほら…おっちょこちょいだから」
オリヴィアからすれば今の発言は失礼にあたる言葉だ。
しかしカレンは気にしてないのか、持ち前の明るさで振る舞っている。
オ「だいたい、あんな所に荷物があるからカレン殿がこんな目に!」
「よし。置いた奴は死刑だな」
カ「えっ!?」
「冗談だ」
オ「…ライキ殿は時々恐ろしい事を言い出すな」
視線の先には、恐らくカレンが躓いたであろう荷物がふよふよと浮いていた。
躓いたカレンもカレンだが、運んでいた資料が視界を遮っていて前が見えていなかったんだとか。
その後は三人で散らばった資料を拾い集めた。
事の発端になった荷物は、オリヴィアが言う前にライキが近くにいたオペレーターに指示を出し片付けさせた。
オ「すまない」
「いいって、これくらい。で、これは何処に持って行くんだ?」
カ「あ…」
ライキはカレンが再び持ち始めようとした資料を代わりに持った。
オ「いいのか?ライキ殿もやる事があるのでは…」
「乗り掛かった舟。とことん付き合ってやるよ」
カ「あ、ありがとうライキさん!」
「ついでだよ。それで何処に?」
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