牌が繋げるもの
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それから数日、雷騎は雲雀と共に行動している。
そして一緒にいつつ、雲雀を元に戻す方法を探していた。
麻姫は姉を追い掛けるべくして、彼女もまた同じ雀士に。
今頃は各地の大会にでも出ているだろう。
そうすれば、より早く姉と再会出来ると本人なりに考えている筈。
そして話は冒頭に戻る。
こうして行動する中で対戦しては雲雀が負け続け、本人も調子が狂うみたいで精神的に不安定になっているのがわかる。
「…いい加減戻って来いよ雲雀。あいつ…麻姫も捜してるぜ」
「その名を言うな!!」
バンッと強く叩かれた雀卓が激しく揺れ、牌が飛び散った。
「……」
「あいつはっ…あの小娘は…うっ…!」
「おい、大丈夫か?」
邪気が影響しているのか、麻姫の事を思い出そうとすると苦しむ。
下手に麻姫の事は言い出さない方がいいのだろうが、雷騎としては早く戻って来てほしいのが現状だ。
「っ…」
「…悪かった。どうも焦ってたようだ」
急かせ過ぎると雲雀が苦しみ、返ってゆっくり過ぎると麻姫が悲しむ。
……早く姉妹に逢わせてやりたい。
「(…悪いな麻姫。まだ帰れそうにない)」
昔のように、また三人で笑い合える日が来てほしい。
雷騎の思いは強くなっていく一方だった。
NEXT:あとがき
そして一緒にいつつ、雲雀を元に戻す方法を探していた。
麻姫は姉を追い掛けるべくして、彼女もまた同じ雀士に。
今頃は各地の大会にでも出ているだろう。
そうすれば、より早く姉と再会出来ると本人なりに考えている筈。
そして話は冒頭に戻る。
こうして行動する中で対戦しては雲雀が負け続け、本人も調子が狂うみたいで精神的に不安定になっているのがわかる。
「…いい加減戻って来いよ雲雀。あいつ…麻姫も捜してるぜ」
「その名を言うな!!」
バンッと強く叩かれた雀卓が激しく揺れ、牌が飛び散った。
「……」
「あいつはっ…あの小娘は…うっ…!」
「おい、大丈夫か?」
邪気が影響しているのか、麻姫の事を思い出そうとすると苦しむ。
下手に麻姫の事は言い出さない方がいいのだろうが、雷騎としては早く戻って来てほしいのが現状だ。
「っ…」
「…悪かった。どうも焦ってたようだ」
急かせ過ぎると雲雀が苦しみ、返ってゆっくり過ぎると麻姫が悲しむ。
……早く姉妹に逢わせてやりたい。
「(…悪いな麻姫。まだ帰れそうにない)」
昔のように、また三人で笑い合える日が来てほしい。
雷騎の思いは強くなっていく一方だった。
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