信頼の絆
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あれから数日後。
かつての平和を取り戻しつつある世。
二条御所で義昭とミツヒデがヨシテルを見送っていた。
あの後ヨシテルは自身に打ち勝ち、カシンをも倒した。
だが、ノブナガとの蟠 りはまだ解消されておらず、幾度と尾張へ出向いていた。
一度出ると暫くは帰って来れない。
昭「姉上…雷騎兄上は見送りに来ませんでしたね」
ヨシ「…そうですね」
各地の武将を呼び集めるヨシテルに続いて、雷騎もまた協力していた。
そんな彼がヨシテルの見送りに来ないとはどういう事か。
ミツ「雷騎殿は何を考えておられるのやら…」
ヨシ「何か知っているのですか?」
ミツ「…それよりヨシテル様、そろそろ」
話を反らすように雷騎ミツヒデは言う。
ここを離れると思うと、ヨシテルは名残惜しいと思ってしまった。
ヨシ「(なぜ…こんなに…)」
胸が締め付けられる。
だが行かなくては。
ヨシ「では…行って参ります」
二人に背を向けて歩み出すヨシテル。
二条が見えなくなり城下の入口に着くと、そこに雷騎は立っていた。
ヨシ「雷騎…」
「行くのか」
ヨシ「…ええ」
雷騎の手には小さな荷物が持たれていた。
ヨシ「雷騎はどこへ…」
「まあ、どこかの誰かさんが尾張まで行くって言うから、その護衛だよ」
ヨシ「え…?」
キョトンとするヨシテルに雷騎は「くくっ」と笑う。
「ミツヒデには言ってある。義昭もわかってくれるだろ。俺はヨシテル、お前について行く。何と言われようとな」
ヨシ「雷騎…!ありがとうございます!」
晴々とした空の下で、将軍と一人の男が尾張へと旅立った。
NEXT:あとがき
かつての平和を取り戻しつつある世。
二条御所で義昭とミツヒデがヨシテルを見送っていた。
あの後ヨシテルは自身に打ち勝ち、カシンをも倒した。
だが、ノブナガとの
一度出ると暫くは帰って来れない。
昭「姉上…雷騎兄上は見送りに来ませんでしたね」
ヨシ「…そうですね」
各地の武将を呼び集めるヨシテルに続いて、雷騎もまた協力していた。
そんな彼がヨシテルの見送りに来ないとはどういう事か。
ミツ「雷騎殿は何を考えておられるのやら…」
ヨシ「何か知っているのですか?」
ミツ「…それよりヨシテル様、そろそろ」
話を反らすように雷騎ミツヒデは言う。
ここを離れると思うと、ヨシテルは名残惜しいと思ってしまった。
ヨシ「(なぜ…こんなに…)」
胸が締め付けられる。
だが行かなくては。
ヨシ「では…行って参ります」
二人に背を向けて歩み出すヨシテル。
二条が見えなくなり城下の入口に着くと、そこに雷騎は立っていた。
ヨシ「雷騎…」
「行くのか」
ヨシ「…ええ」
雷騎の手には小さな荷物が持たれていた。
ヨシ「雷騎はどこへ…」
「まあ、どこかの誰かさんが尾張まで行くって言うから、その護衛だよ」
ヨシ「え…?」
キョトンとするヨシテルに雷騎は「くくっ」と笑う。
「ミツヒデには言ってある。義昭もわかってくれるだろ。俺はヨシテル、お前について行く。何と言われようとな」
ヨシ「雷騎…!ありがとうございます!」
晴々とした空の下で、将軍と一人の男が尾張へと旅立った。
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