信頼の絆
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白き剣聖と謳われた足利ヨシテルも、今やその鎧は黒く染まっていた。
甲斐、信濃、尾張へと渡り、武力で武将達を倒していくヨシテル。
だが、死んだと思われた義昭は生きていた。
傀儡 となりつつあるヨシテルの体を乗っ取ろうと、カシンはヨシテルの精神を抑え込んで体を操る。
昭「姉上!!」
額には邪悪な紋様が浮かんだヨシテルの刀が義昭の首を狙う。
首を斬る寸前、残っていた僅かな精神で動きを止めたヨシテルは己の意志で刀を捨てた。
このままでは斬ってしまう。
そうなる前に…
ヨシ「義昭!その鬼丸国綱で…私ごとユウサイを斬りなさい!」
こうするしか方法はなかった。
義昭は拒むがヨシテルの必死の一喝で、恐る恐る姉の刀を手に取る。
だが。
「お前は姉を斬れるのか、義昭」
昭「雷騎兄上…!」
震える義昭の手に優しく手を重ねる。
「遅くなった。皆を呼んでてな」
昭「皆って…」
ノブ「お前は一体、何がしたいんじゃ!」
駆け付けたノブナガがヨシテルの胸ぐらを掴み上げる。
その言葉は、今は亡き松永の言葉と重なった。
そんなノブナガの隣にいた雷騎とヨシテルの目が合う。
ヨシ「雷騎…後は…頼みましたよ」
辺りを邪気が覆い、ノブナガは掴んでいた手を離してしまった。
座り込む義昭の側にミツヒデが駆け寄る。
「ミツヒデ、義昭を頼む」
ミツ「…どうなされるのですか?」
「決まってる」
その間、各地の武将達が集まって来ていた。
「あの馬鹿の目を覚まさせる。相手が誰だろうが何だろうが関係ない。ヨシテルは…ヨシテルだ!」
誰のものでもない。
自身の体は、他でもない自身のもの。
ヨシ?「馬鹿め!最早貴様の声も届かぬわ!」
「いいや…届かせる!届かせてみせる!!
戻って来いヨシテル!!」
.
甲斐、信濃、尾張へと渡り、武力で武将達を倒していくヨシテル。
だが、死んだと思われた義昭は生きていた。
昭「姉上!!」
額には邪悪な紋様が浮かんだヨシテルの刀が義昭の首を狙う。
首を斬る寸前、残っていた僅かな精神で動きを止めたヨシテルは己の意志で刀を捨てた。
このままでは斬ってしまう。
そうなる前に…
ヨシ「義昭!その鬼丸国綱で…私ごとユウサイを斬りなさい!」
こうするしか方法はなかった。
義昭は拒むがヨシテルの必死の一喝で、恐る恐る姉の刀を手に取る。
だが。
「お前は姉を斬れるのか、義昭」
昭「雷騎兄上…!」
震える義昭の手に優しく手を重ねる。
「遅くなった。皆を呼んでてな」
昭「皆って…」
ノブ「お前は一体、何がしたいんじゃ!」
駆け付けたノブナガがヨシテルの胸ぐらを掴み上げる。
その言葉は、今は亡き松永の言葉と重なった。
そんなノブナガの隣にいた雷騎とヨシテルの目が合う。
ヨシ「雷騎…後は…頼みましたよ」
辺りを邪気が覆い、ノブナガは掴んでいた手を離してしまった。
座り込む義昭の側にミツヒデが駆け寄る。
「ミツヒデ、義昭を頼む」
ミツ「…どうなされるのですか?」
「決まってる」
その間、各地の武将達が集まって来ていた。
「あの馬鹿の目を覚まさせる。相手が誰だろうが何だろうが関係ない。ヨシテルは…ヨシテルだ!」
誰のものでもない。
自身の体は、他でもない自身のもの。
ヨシ?「馬鹿め!最早貴様の声も届かぬわ!」
「いいや…届かせる!届かせてみせる!!
戻って来いヨシテル!!」
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