異世界からこんにちわ
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ヒデヨシが連れて来られたのはライキの部屋だった。
「ヒデヨシ、でいいか?」
「はい」
「まずは察する様に、俺はこの世界の住人じゃない」
「じゃあ、ライキさんも光に飛ばされてここに?」
「そんなもんだ。んで、ここはカレンダーって物がないから月日はわかんないが、俺は多分二か月ぐらいはいると思う」
「そんなに!?」
ライキはこれまでの経緯やこれからの事、全て話した。
周りには自分の出生や地域は下手に話さず、二人はお互い同郷の人とする事にした。
「俺がここにいなかったらヒデヨシ、お前一人でここまで出来たか?」
「…正直自信ないです」
どよ~んと背後に暗い影を落とす。
「まあ、こんな世の中だ。俺は一人でも戦えるがお前は…無理そうだな」
「た、戦うって?」
「今は戦国時代。殺すも殺されるも己の力次第。つーわけで、ヒデヨシはこれ持ってろ」
ポンと渡されたのは鉄で出来た小さ目の棒。
振れば遠心力でジャキンッと音を立てて更に延びる鉄の部分。
「って、これ警棒!?何で!?」
「親からパクった」
「ライキさんの親は警察官!?」
「それはそうと使うか使わないかは別として、持っとくだけでも持っとけよ」
指先が触れる。
その時、ライキの指を近くで見るとマメが沢山あった。
綺麗だけど傷だらけ。
矛盾しているかもしれないけど、不思議と安心出来た。
「……」
「心配するなよ。護身用とは言え武器をやったんだ。俺が責任を持って守ってやるから」
「ま、守るって…」
そんな明るい、綺麗な顔に一瞬ヒデヨシはドキッとした。
「いつ帰れるかわかんないけど、それまでよろしくな」
「は、はい!こちらこそ、よろしくお願いします!」
それから数日後、戦乱の時代が幕を開く。
NEXT:あとがき
「ヒデヨシ、でいいか?」
「はい」
「まずは察する様に、俺はこの世界の住人じゃない」
「じゃあ、ライキさんも光に飛ばされてここに?」
「そんなもんだ。んで、ここはカレンダーって物がないから月日はわかんないが、俺は多分二か月ぐらいはいると思う」
「そんなに!?」
ライキはこれまでの経緯やこれからの事、全て話した。
周りには自分の出生や地域は下手に話さず、二人はお互い同郷の人とする事にした。
「俺がここにいなかったらヒデヨシ、お前一人でここまで出来たか?」
「…正直自信ないです」
どよ~んと背後に暗い影を落とす。
「まあ、こんな世の中だ。俺は一人でも戦えるがお前は…無理そうだな」
「た、戦うって?」
「今は戦国時代。殺すも殺されるも己の力次第。つーわけで、ヒデヨシはこれ持ってろ」
ポンと渡されたのは鉄で出来た小さ目の棒。
振れば遠心力でジャキンッと音を立てて更に延びる鉄の部分。
「って、これ警棒!?何で!?」
「親からパクった」
「ライキさんの親は警察官!?」
「それはそうと使うか使わないかは別として、持っとくだけでも持っとけよ」
指先が触れる。
その時、ライキの指を近くで見るとマメが沢山あった。
綺麗だけど傷だらけ。
矛盾しているかもしれないけど、不思議と安心出来た。
「……」
「心配するなよ。護身用とは言え武器をやったんだ。俺が責任を持って守ってやるから」
「ま、守るって…」
そんな明るい、綺麗な顔に一瞬ヒデヨシはドキッとした。
「いつ帰れるかわかんないけど、それまでよろしくな」
「は、はい!こちらこそ、よろしくお願いします!」
それから数日後、戦乱の時代が幕を開く。
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