専門技師のお仕事
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そこからドウセツの刃を換えるだけでなく、黒澄んでいた箇所や傷みのあった部分は新品に取り換えた雷騎。
更に金銭を要求する事はなく、「自分がやりたいようにやっただけだから、いらない」と言った。
完璧と言える修理と雷騎の寛大な心に打たれたソウリンは目を輝かせ。
ソ「是非、ドウセツ専門の技師として京まで来て下さい!」
そう言われ雷騎も特に豊後でする事がなかったので、流れのままにやって来た。
それなりに月日が経っている事もあって、雷騎は徐々に口調を崩していった。
そして今、体の不調を訴えるドウセツが雷騎の部屋にやって来たのも、今となっては信頼している証だからこそのものだ。
「よし、こんなもんだな。どうだ?」
立ち上がったドウセツは、腕や肩を動かしてみる。
ド「…問題はないかと。ありがとうございます。これなら、またソウリン様をお護りする事が可能です」
「ドウセツは本当にソウリンが大切なんだな」
ド「ええ。ソウリン様は家族ですから」
優しい笑みで答えるドウセツ。
カラクリが何を言っているのだと馬鹿にする人もいるがドウセツは本当に人に近く、それもカラクリとは思わせない言動をする。
これも偶然とは言え、ソウリンと共にいたおかげなのだろう。
血の繋がりがなくとも、そこには本当の家族以上の深い絆があった。
「それにしても、ドウセツのように意思のあるカラクリを俺は初めて見るな」
ド「他のカラクリなら私のように意思はなく、言われるがままに行動する傀儡 のような存在ですから」
「自分で言ってて悲しくないか?」
そのドウセツもカラクリなのだ。
ド「すみません。そのような感情はよく…」
「わからないか」
とは言え、今のドウセツにはもっと人間の事を知ってもらう必要があるのは確かだ。
「まあ、焦る必要はない。ゆっくりでいいから、少しずつ学ぶといい」
ド「そうします」
ソ(雷騎、ドウセツを見かけ…あ、ここにいたのですね)
ド(ソウリン様…すみません、すぐに戻るつもりだったのですが)
(修理に時間がかかってな。ドウセツは悪くないぞ)
ソ(そうだったのですか。雷騎、いつもありがとうございます)
(何。専門技師とあらば当然)
NEXT:あとがき
更に金銭を要求する事はなく、「自分がやりたいようにやっただけだから、いらない」と言った。
完璧と言える修理と雷騎の寛大な心に打たれたソウリンは目を輝かせ。
ソ「是非、ドウセツ専門の技師として京まで来て下さい!」
そう言われ雷騎も特に豊後でする事がなかったので、流れのままにやって来た。
それなりに月日が経っている事もあって、雷騎は徐々に口調を崩していった。
そして今、体の不調を訴えるドウセツが雷騎の部屋にやって来たのも、今となっては信頼している証だからこそのものだ。
「よし、こんなもんだな。どうだ?」
立ち上がったドウセツは、腕や肩を動かしてみる。
ド「…問題はないかと。ありがとうございます。これなら、またソウリン様をお護りする事が可能です」
「ドウセツは本当にソウリンが大切なんだな」
ド「ええ。ソウリン様は家族ですから」
優しい笑みで答えるドウセツ。
カラクリが何を言っているのだと馬鹿にする人もいるがドウセツは本当に人に近く、それもカラクリとは思わせない言動をする。
これも偶然とは言え、ソウリンと共にいたおかげなのだろう。
血の繋がりがなくとも、そこには本当の家族以上の深い絆があった。
「それにしても、ドウセツのように意思のあるカラクリを俺は初めて見るな」
ド「他のカラクリなら私のように意思はなく、言われるがままに行動する
「自分で言ってて悲しくないか?」
そのドウセツもカラクリなのだ。
ド「すみません。そのような感情はよく…」
「わからないか」
とは言え、今のドウセツにはもっと人間の事を知ってもらう必要があるのは確かだ。
「まあ、焦る必要はない。ゆっくりでいいから、少しずつ学ぶといい」
ド「そうします」
ソ(雷騎、ドウセツを見かけ…あ、ここにいたのですね)
ド(ソウリン様…すみません、すぐに戻るつもりだったのですが)
(修理に時間がかかってな。ドウセツは悪くないぞ)
ソ(そうだったのですか。雷騎、いつもありがとうございます)
(何。専門技師とあらば当然)
NEXT:あとがき