専門技師のお仕事
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ソ「まさか、こんな時に技師がいないなんて…」
豊後の街。
ソウリンとドウセツは技師を探していた。
理由はドウセツの脚の仕込み刃だ。
今までの幾度の戦闘で切れ味が落ちただけでなく、刃毀 れを起こしかけていた。
こうなる前に修理をすればよかったと思うかもしれないが、この時の二人は京にいた。
勿論そこに技師がいる筈はなく、何かある度に豊後に帰るわけにもいかなかった。
これも天下泰平を目指すべく、世に尽くす足利ヨシテルの手助けの為だった。
だがヨシテルから許可を貰って帰国するも肝心の技師が留守。
技師と言ってもそうそういる筈もなく、途方に暮れていた。
ド「ソウリン様、気を落とさないで下さい。私は大丈夫でございます」
ソ「ドウセツ…だけど、いざと言う時に何かあってからでは遅いのですよ」
ド「そうですね。このままではソウリン様が襲われでもした時に、お護りする事が出来ません」
ソ「いや、そうではなくて…」
ソウリンはただ純粋に家族として心配している。
カラクリであるドウセツを家族として迎え入れているソウリンにとって、目の前の人物はかけがえのない存在なのだ。
「…失礼、そこのお二方」
大通りを歩いていた二人の前に、一人の男が声をかけてきた。
ソ「なんでしょうか?」
「そちらの方…もしかして脚に怪我を?」
ソ「え?」
男はドウセツに目を向けて言う。
脚を指摘されたドウセツ本人は警戒してか目を細める。
「おっと、これは失礼。私は雷騎。先程から貴方の歩き方がぎこちなく思い、声をかけたんです」
ド「(何という洞察力…)」
ソ「…」
感心しつつも、未だ予断を許せないドウセツの目は益々鋭くなる。
しかし次の言葉で、二人は考えを改める事に。
「間違いでなかったら、貴方はカラクリではないですか?私は技師です。よかったら、私に修理をさせて下さい」
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豊後の街。
ソウリンとドウセツは技師を探していた。
理由はドウセツの脚の仕込み刃だ。
今までの幾度の戦闘で切れ味が落ちただけでなく、刃
こうなる前に修理をすればよかったと思うかもしれないが、この時の二人は京にいた。
勿論そこに技師がいる筈はなく、何かある度に豊後に帰るわけにもいかなかった。
これも天下泰平を目指すべく、世に尽くす足利ヨシテルの手助けの為だった。
だがヨシテルから許可を貰って帰国するも肝心の技師が留守。
技師と言ってもそうそういる筈もなく、途方に暮れていた。
ド「ソウリン様、気を落とさないで下さい。私は大丈夫でございます」
ソ「ドウセツ…だけど、いざと言う時に何かあってからでは遅いのですよ」
ド「そうですね。このままではソウリン様が襲われでもした時に、お護りする事が出来ません」
ソ「いや、そうではなくて…」
ソウリンはただ純粋に家族として心配している。
カラクリであるドウセツを家族として迎え入れているソウリンにとって、目の前の人物はかけがえのない存在なのだ。
「…失礼、そこのお二方」
大通りを歩いていた二人の前に、一人の男が声をかけてきた。
ソ「なんでしょうか?」
「そちらの方…もしかして脚に怪我を?」
ソ「え?」
男はドウセツに目を向けて言う。
脚を指摘されたドウセツ本人は警戒してか目を細める。
「おっと、これは失礼。私は雷騎。先程から貴方の歩き方がぎこちなく思い、声をかけたんです」
ド「(何という洞察力…)」
ソ「…」
感心しつつも、未だ予断を許せないドウセツの目は益々鋭くなる。
しかし次の言葉で、二人は考えを改める事に。
「間違いでなかったら、貴方はカラクリではないですか?私は技師です。よかったら、私に修理をさせて下さい」
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