不器用な旅人
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「…すみません」
「それは俺に看病させてる事か?それとも倒れた事への謝罪か?」
一瞬黙ったヨシテルだが、小さく「…どっちもです」と答えた。
その返答に雷騎は溜め息が出てしまう。
「あのな…看病はいいとして、倒れたのはお前が自己管理を怠ったからだ。気分が悪くなる前に休みを入れるなり、外の空気を吸うなりしろ」
部屋に籠ってばかりだと、そのうち箪笥 の肥やしにでもなりそうだと、悪びれた様子もなく言い切った。
なお、将軍ヨシテルを「お前」呼ばわりしながら説教するのは後にも先にも雷騎だけだろう。
「…厳しい事を言うのですね」
「言うだろう。俺は旅人でもあるが、今はお前の護衛も兼ねて力を貸そうとしてる時にこんな「ですが私は!」…」
ガバッと布団から上半身を起こして雷騎に詰め寄る。
「やらなければならないのです!例え無理をしてでも、こうして倒れようと…力を…」
「力を付けなければ…」と語尾が小さくなっていく。
うわ言のように繰り返し考えを改めないヨシテルに、さすがの雷騎も頭がキレた。
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「それは俺に看病させてる事か?それとも倒れた事への謝罪か?」
一瞬黙ったヨシテルだが、小さく「…どっちもです」と答えた。
その返答に雷騎は溜め息が出てしまう。
「あのな…看病はいいとして、倒れたのはお前が自己管理を怠ったからだ。気分が悪くなる前に休みを入れるなり、外の空気を吸うなりしろ」
部屋に籠ってばかりだと、そのうち
なお、将軍ヨシテルを「お前」呼ばわりしながら説教するのは後にも先にも雷騎だけだろう。
「…厳しい事を言うのですね」
「言うだろう。俺は旅人でもあるが、今はお前の護衛も兼ねて力を貸そうとしてる時にこんな「ですが私は!」…」
ガバッと布団から上半身を起こして雷騎に詰め寄る。
「やらなければならないのです!例え無理をしてでも、こうして倒れようと…力を…」
「力を付けなければ…」と語尾が小さくなっていく。
うわ言のように繰り返し考えを改めないヨシテルに、さすがの雷騎も頭がキレた。
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