後ろの正面だぁれ?
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しかし、それはいつも以上にしつこかった。
今までは途中で途切れる足音。
今回に限ってずっと一定の距離を保ち、ついてきている。
「何だよ…くそ…!」
振り返るが誰もいない。
立ち止まれば足音も止まる。
再度振り返っても…やはり誰もいない。
…嫌になった。
そこで雷騎は振り切るつもりで全速力で走った。
そうすれば、あの不気味な足音なんて聞こえなくなる。
そう思った。
どれぐらい走っただろうか。
道具を持ったままでこんなに走る、なんて今までなかった。
でもこれで…
ひた…
「……、…………」
確かに聞こえた。
完全に振り切った筈のそれが。
ひた…
すぐそこまで迫っていた。
立ち止まっているのに…近付いている。
荒くなった息を整えてる自分はお構いなしに。
ひた…
ひた…
ひた…
…………
止まった足音。
しかし気配は…ある。
すぐ後ろに。
「(なん……でっ……!?)」
.
今までは途中で途切れる足音。
今回に限ってずっと一定の距離を保ち、ついてきている。
「何だよ…くそ…!」
振り返るが誰もいない。
立ち止まれば足音も止まる。
再度振り返っても…やはり誰もいない。
…嫌になった。
そこで雷騎は振り切るつもりで全速力で走った。
そうすれば、あの不気味な足音なんて聞こえなくなる。
そう思った。
どれぐらい走っただろうか。
道具を持ったままでこんなに走る、なんて今までなかった。
でもこれで…
ひた…
「……、…………」
確かに聞こえた。
完全に振り切った筈のそれが。
ひた…
すぐそこまで迫っていた。
立ち止まっているのに…近付いている。
荒くなった息を整えてる自分はお構いなしに。
ひた…
ひた…
ひた…
…………
止まった足音。
しかし気配は…ある。
すぐ後ろに。
「(なん……でっ……!?)」
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