戻らない時間
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梨花と佐都子が消えた。
雷騎と魅音と圭一とレナの四人は二人の住む家に向かった。
玄関はしっかりと施錠していて開かず、近くにあった梯子を使って圭一は二階へ上がろうとしていた。
その間にレナは本家の方から鍵を借りて来ると言い、その場を離れた。
「レナが戻って来るまで時間があるな…じゃあ二人はここをお願い。俺と魅音は他を探すよ」
「おう、頼んだぜ」
「行くぞ、魅音」
「え?あ、ちょっ…」
何か言おうとしていた魅音だが、雷騎は構わず手を掴み歩き続けた。
「どこまで行くつもり?あんまり離れると二人が心配するよ」
「ああ…そうだな」
手を離す。
どれぐらい歩いたのだろう。
そこは人気のない森の中だった。
「…」
「俺、一つだけわかった事があったんだ」
「佐都子と梨花ちゃんがいなくなった事?」
「そうだ。少なくともお前は…」
目を細めて魅音を見つめる。
「…何?」
「俺にはわかるって事、忘れたのか魅音?いや…………詩音」
その瞬間、虫達の鳴く声が止まった。
.
雷騎と魅音と圭一とレナの四人は二人の住む家に向かった。
玄関はしっかりと施錠していて開かず、近くにあった梯子を使って圭一は二階へ上がろうとしていた。
その間にレナは本家の方から鍵を借りて来ると言い、その場を離れた。
「レナが戻って来るまで時間があるな…じゃあ二人はここをお願い。俺と魅音は他を探すよ」
「おう、頼んだぜ」
「行くぞ、魅音」
「え?あ、ちょっ…」
何か言おうとしていた魅音だが、雷騎は構わず手を掴み歩き続けた。
「どこまで行くつもり?あんまり離れると二人が心配するよ」
「ああ…そうだな」
手を離す。
どれぐらい歩いたのだろう。
そこは人気のない森の中だった。
「…」
「俺、一つだけわかった事があったんだ」
「佐都子と梨花ちゃんがいなくなった事?」
「そうだ。少なくともお前は…」
目を細めて魅音を見つめる。
「…何?」
「俺にはわかるって事、忘れたのか魅音?いや…………詩音」
その瞬間、虫達の鳴く声が止まった。
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