身も心も
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「寒っ!」
玄関を開けて第一声がそれだった。
それもそうだ。
外は雪が降ってきている。
ここは興宮のマンション。
つまり詩音の家。
そこから二人は、これからの夕飯の買い出しに行く所だった。
「男の癖に情けないですね」
あとから出てきた詩音は…それはもう完全防備だ。
マフラーと手袋はわかる。
しかし雷騎にはそれらがない。
と言うのも詩音の家に来た時はそれ程寒くはなかった為、本人は持って来なかったのだ。
「それは差別か?差別なんだな?」
「自業自得です」
「…天気に呪うぞ」
「どうぞ♪」
「…………」
もはや詩音に口で勝とうなんて事は出来なかった。
あの双子の姉の魅音ですら妹に頭が上がらないのだ。
それが出来るのは彼女達の母親ぐらいなものか。
「(そう言えば、茜さんに暫く会ってないなぁ)」
今度時間があれば寄ってみようと思っていると身震い一つ。
思わずコートのポケットに手を入れた。
「そんなに寒いですか?」
「俺は冷え性なの」
「男の人で冷え性って珍しいですね」
.
玄関を開けて第一声がそれだった。
それもそうだ。
外は雪が降ってきている。
ここは興宮のマンション。
つまり詩音の家。
そこから二人は、これからの夕飯の買い出しに行く所だった。
「男の癖に情けないですね」
あとから出てきた詩音は…それはもう完全防備だ。
マフラーと手袋はわかる。
しかし雷騎にはそれらがない。
と言うのも詩音の家に来た時はそれ程寒くはなかった為、本人は持って来なかったのだ。
「それは差別か?差別なんだな?」
「自業自得です」
「…天気に呪うぞ」
「どうぞ♪」
「…………」
もはや詩音に口で勝とうなんて事は出来なかった。
あの双子の姉の魅音ですら妹に頭が上がらないのだ。
それが出来るのは彼女達の母親ぐらいなものか。
「(そう言えば、茜さんに暫く会ってないなぁ)」
今度時間があれば寄ってみようと思っていると身震い一つ。
思わずコートのポケットに手を入れた。
「そんなに寒いですか?」
「俺は冷え性なの」
「男の人で冷え性って珍しいですね」
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