後ろの正面だぁれ?
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「……」
自分でも何かおかしいとわかっていた。
少し前まで圭一や魅音達といつも通り部活で馬鹿騒ぎして、終われば帰宅する。
誰か一人でも欠けて部活が中止になれば、雷騎は気紛 れで野球もしていた。
そんな当たり前な日常を繰り返していただけなのに。
いつからか、仲間を疑うような事になっていた。
『なあ雷騎』
『…何?』
『お前最近おかしいぞ。体調でも悪いのか?』
『あ、圭ちゃんもそう思う?』
『顔暗いよ…大丈夫かな?かな?』
仲間だってこんなに心配してくれてるのに。
…今まで信じてた筈なのに。
『…別に』
『そんな事言わずに、相談ならおじさんに話してみなよ』
『そうだぜ!俺達雷騎を心配してんだ。仲間だろ?』
本当に心配してくれてるの?
『…心配?嘘言え。誰も俺なんか心配なんてしてない癖に』
これが数日前に話した最後の会話。
いや、会話とはとれない。
一方的に雷騎が皆から離れたんだ。
…いつからか、バットも手放せなくなっていた。
まともだったのはいつだったかと考えていたら、後ろから聞こえた気がした。
何かって…ほら、例の…
ひた…
「(……また、か)」
ひた…
足音。
所謂、呪いとか祟りってやつ。
ここ最近よく聞くようになった気がする。
出来るだけあまり気にしないようにして、雷騎は帰宅を急いだ。
.
自分でも何かおかしいとわかっていた。
少し前まで圭一や魅音達といつも通り部活で馬鹿騒ぎして、終われば帰宅する。
誰か一人でも欠けて部活が中止になれば、雷騎は
そんな当たり前な日常を繰り返していただけなのに。
いつからか、仲間を疑うような事になっていた。
『なあ雷騎』
『…何?』
『お前最近おかしいぞ。体調でも悪いのか?』
『あ、圭ちゃんもそう思う?』
『顔暗いよ…大丈夫かな?かな?』
仲間だってこんなに心配してくれてるのに。
…今まで信じてた筈なのに。
『…別に』
『そんな事言わずに、相談ならおじさんに話してみなよ』
『そうだぜ!俺達雷騎を心配してんだ。仲間だろ?』
本当に心配してくれてるの?
『…心配?嘘言え。誰も俺なんか心配なんてしてない癖に』
これが数日前に話した最後の会話。
いや、会話とはとれない。
一方的に雷騎が皆から離れたんだ。
…いつからか、バットも手放せなくなっていた。
まともだったのはいつだったかと考えていたら、後ろから聞こえた気がした。
何かって…ほら、例の…
ひた…
「(……また、か)」
ひた…
足音。
所謂、呪いとか祟りってやつ。
ここ最近よく聞くようになった気がする。
出来るだけあまり気にしないようにして、雷騎は帰宅を急いだ。
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