味方と言えど安心するなかれ
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「うわあぁー!!」
いつもと変わらぬ朝、雷騎の部屋から悲鳴に近い叫びが聞こえた。
「な…な…!?」
布団から起き上がった状態で固まる雷騎。
心なしか体が震えているようにも見える。
愛「ご主人様!!どうかされたので…!?」
早朝にも関わらず、雷騎の叫びを聞き付けた愛紗が偃月刀を片手に部屋に飛び込んで来た。
しかし彼女が目の当たりにしたのは雷騎ではなく。
愛「なっ…子供…!?」
正確には、子供の姿になった雷騎だった。
「あ、愛紗!俺だ!雷騎!」
愛「真名を…という事は…本当にご主人様で…?」
ブカブカになった寝巻きの中にある手を使って必死に自分を主張する雷騎。
雷騎の部屋に子供がいた時点で信じられない眼差しを向けていた愛紗。
だが目の前の子供が自らを雷騎と言い、なおかつ愛紗の真名を知っていた。
「何で子供になってんだ俺…愛紗、昨日の俺は何もおかしな事してないよな?」
愛「…」
「愛紗?」
部屋に入って来たままの状態で何故か固まっている愛紗。
どうしたんだと雷騎が心配し始めた時、彼女の手から偃月刀が滑り落ちた。
そして…
愛「か……」
「『か』?」
愛「可愛い…!!」
「んええっ!?」
床に転がった偃月刀そっちのけに、愛紗は小さくなっている雷騎を力の限り抱き締めた。
「あの…愛紗…」
愛「ご主人様は小さくなられても、こんなに可愛い姿だったとは…!」
「いや、なられて『も』っておかしいよね!?それは普段の俺もそうだって言ってる事になる上、言葉の使い方間違ってるから!!」
第一、子供姿と言えど男が可愛いと言われても嬉しくない。
恍惚とした愛紗は雷騎の言葉が耳に入らないのか、更に頬を擦り付けてくる。
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いつもと変わらぬ朝、雷騎の部屋から悲鳴に近い叫びが聞こえた。
「な…な…!?」
布団から起き上がった状態で固まる雷騎。
心なしか体が震えているようにも見える。
愛「ご主人様!!どうかされたので…!?」
早朝にも関わらず、雷騎の叫びを聞き付けた愛紗が偃月刀を片手に部屋に飛び込んで来た。
しかし彼女が目の当たりにしたのは雷騎ではなく。
愛「なっ…子供…!?」
正確には、子供の姿になった雷騎だった。
「あ、愛紗!俺だ!雷騎!」
愛「真名を…という事は…本当にご主人様で…?」
ブカブカになった寝巻きの中にある手を使って必死に自分を主張する雷騎。
雷騎の部屋に子供がいた時点で信じられない眼差しを向けていた愛紗。
だが目の前の子供が自らを雷騎と言い、なおかつ愛紗の真名を知っていた。
「何で子供になってんだ俺…愛紗、昨日の俺は何もおかしな事してないよな?」
愛「…」
「愛紗?」
部屋に入って来たままの状態で何故か固まっている愛紗。
どうしたんだと雷騎が心配し始めた時、彼女の手から偃月刀が滑り落ちた。
そして…
愛「か……」
「『か』?」
愛「可愛い…!!」
「んええっ!?」
床に転がった偃月刀そっちのけに、愛紗は小さくなっている雷騎を力の限り抱き締めた。
「あの…愛紗…」
愛「ご主人様は小さくなられても、こんなに可愛い姿だったとは…!」
「いや、なられて『も』っておかしいよね!?それは普段の俺もそうだって言ってる事になる上、言葉の使い方間違ってるから!!」
第一、子供姿と言えど男が可愛いと言われても嬉しくない。
恍惚とした愛紗は雷騎の言葉が耳に入らないのか、更に頬を擦り付けてくる。
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