血は争えない・魏編
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部屋の前に着くと、雷騎は二人の気配を察したのかすぐに招き入れた。
「ああ、来たね。二人共」
「私達が断るとでもお思いでしたか?」
「そんな事はないよ秋蘭」
「…………」
「どうした?春蘭」
「姉者…」
緊張からなのか、それとも別の意味があるのか固まってしまった春蘭。
そんな姉を見て溜息を吐く妹。
「そんな所に立ってないで、こっちにおいで」
「あ、は、はい…」
恐る恐る、と言った所だろうか、ゆっくりとした動き。
その様子を見ていると、後ろから包み込むように腕を回された。
「雷騎様、私にも構っていただけますかな?」
「ああ、勿論だ」
「……」
そんな行動をとった秋蘭を見て何か言いたげそうにしている春蘭だったが、雷騎はあえて無視する。
ふふふ…と怪しい笑みを浮かべて更に二人に近付いて行く。
「それじゃ、いいね?」
「ど、どどど、どこからりゃでも来い!」
噛んだ。
それどころか混乱し、華琳の兄…しかも自分達よりも目上の人にまさかの敬語なし。
普段の口調が出てしまった。
「…姉者」
「はははっ」
「「!?」」
いきなり笑いだした雷騎にびくりと肩が跳ね上がる。
「そうかそうか、なるほどなあ」
「あぁああ…も、申し訳ありません…!」
「あの…雷騎様?」
「そんな事を言う奴は…こうだ」
その翌日の曹兄妹はと言うと。
「兄さん」
「何だ華琳?」
「昨日の彼女達、どうだった?」
「やっぱ知ってんのな。ああ、よかったぜ」
「ふふ…でしょ?」
「お前があの二人を気に入る理由もわかるよ」
「だからって今回は兎も角、あまり無理はさせないで頂戴」
「それはどうかな」
そんな会話がされていたとかないとか。
END
「ああ、来たね。二人共」
「私達が断るとでもお思いでしたか?」
「そんな事はないよ秋蘭」
「…………」
「どうした?春蘭」
「姉者…」
緊張からなのか、それとも別の意味があるのか固まってしまった春蘭。
そんな姉を見て溜息を吐く妹。
「そんな所に立ってないで、こっちにおいで」
「あ、は、はい…」
恐る恐る、と言った所だろうか、ゆっくりとした動き。
その様子を見ていると、後ろから包み込むように腕を回された。
「雷騎様、私にも構っていただけますかな?」
「ああ、勿論だ」
「……」
そんな行動をとった秋蘭を見て何か言いたげそうにしている春蘭だったが、雷騎はあえて無視する。
ふふふ…と怪しい笑みを浮かべて更に二人に近付いて行く。
「それじゃ、いいね?」
「ど、どどど、どこからりゃでも来い!」
噛んだ。
それどころか混乱し、華琳の兄…しかも自分達よりも目上の人にまさかの敬語なし。
普段の口調が出てしまった。
「…姉者」
「はははっ」
「「!?」」
いきなり笑いだした雷騎にびくりと肩が跳ね上がる。
「そうかそうか、なるほどなあ」
「あぁああ…も、申し訳ありません…!」
「あの…雷騎様?」
「そんな事を言う奴は…こうだ」
その翌日の曹兄妹はと言うと。
「兄さん」
「何だ華琳?」
「昨日の彼女達、どうだった?」
「やっぱ知ってんのな。ああ、よかったぜ」
「ふふ…でしょ?」
「お前があの二人を気に入る理由もわかるよ」
「だからって今回は兎も角、あまり無理はさせないで頂戴」
「それはどうかな」
そんな会話がされていたとかないとか。
END
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