悪戯
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「…なあ、本当にやるのか?」
夜が明けた早朝。
まだ一部の人しか起きていない時間帯に、城の廊下を足音を静かにして歩む二つの影。
「うん、やるよ」
「だからって何で俺が…」
「いいじゃん。雷騎も面白そうって言ってたでしょ」
「…やるとは言ってないがな」
影の正体は、雷騎と蒲公英。
二人は今、蒲公英の従姉妹の翠の部屋へと向かっている。
『ねえ雷騎。蒲公英ね今度の朝、お姉様の部屋に行って………………をやってみようと思ってるんだけど、どう?』
『ん?それは面白そうだな。驚く翠が目に見えるな』
『でしょ!だから雷騎も一緒に来て!』
『…は?』
あの時の雷騎はあの蒲公英の考える事だからと半分適当に返事を返してしまっていた。
それがまさか、自分も巻き込まれるとは思っていなかったのだ。
そうこうしているうちに翠の部屋の前に着く。
本人はまだ夢の中だろう。
「それじゃあ、そ~っと入るよ」
「ちょっと待て」
「んもー、何?」
不思議なもので、相手が小さな声で話すと自分まで小さくなる。
いざ突入せんとした蒲公英を止めた雷騎にムッとした表情で返す。
「俺は男だ。寝ている女性の部屋に入るのは気が進まん」
「じゃあ起きてればいいの?」
ニシシと悪い笑みで言う蒲公英。
…言い方を間違えたな。
「寝てようが起きてようが女性の部屋はまずい。わかるだろ」
「わかるけど、部屋の前でずっと立ってるのもまずいんじゃない?」
…………
「……入るぞ」
どっちにしろ、今の状況では雷騎の分が悪い。
人気が少ない今の時間でも、見つかれば何を言われるかわかったもんじゃなかった。
.
夜が明けた早朝。
まだ一部の人しか起きていない時間帯に、城の廊下を足音を静かにして歩む二つの影。
「うん、やるよ」
「だからって何で俺が…」
「いいじゃん。雷騎も面白そうって言ってたでしょ」
「…やるとは言ってないがな」
影の正体は、雷騎と蒲公英。
二人は今、蒲公英の従姉妹の翠の部屋へと向かっている。
『ねえ雷騎。蒲公英ね今度の朝、お姉様の部屋に行って………………をやってみようと思ってるんだけど、どう?』
『ん?それは面白そうだな。驚く翠が目に見えるな』
『でしょ!だから雷騎も一緒に来て!』
『…は?』
あの時の雷騎はあの蒲公英の考える事だからと半分適当に返事を返してしまっていた。
それがまさか、自分も巻き込まれるとは思っていなかったのだ。
そうこうしているうちに翠の部屋の前に着く。
本人はまだ夢の中だろう。
「それじゃあ、そ~っと入るよ」
「ちょっと待て」
「んもー、何?」
不思議なもので、相手が小さな声で話すと自分まで小さくなる。
いざ突入せんとした蒲公英を止めた雷騎にムッとした表情で返す。
「俺は男だ。寝ている女性の部屋に入るのは気が進まん」
「じゃあ起きてればいいの?」
ニシシと悪い笑みで言う蒲公英。
…言い方を間違えたな。
「寝てようが起きてようが女性の部屋はまずい。わかるだろ」
「わかるけど、部屋の前でずっと立ってるのもまずいんじゃない?」
…………
「……入るぞ」
どっちにしろ、今の状況では雷騎の分が悪い。
人気が少ない今の時間でも、見つかれば何を言われるかわかったもんじゃなかった。
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