側にいたい
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愛「っ…大したものだ」
「愛紗も…な!」
重なり合っていた獲物を弾き、お互い距離を取る。
力は愛紗の方が上回り、雷騎には早さがあった。
早さがあれば勝てるわけではなかったが、時間が長引いていた。
試合を始めた時から時刻的に遅かった事もあり、既に空は赤みを帯びていた。
「っと…そろそろ終いにするか」
愛「…そうだな」
「愛紗、もしよかったら今晩酒でも飲まないか?」
あまり酒の強くない愛紗だが、間を空けた後に「…是非」とだけ答えた。
夜になり、城壁の隅で二人は街を見下ろしながら酒を飲んでいた。
「ここも、だいぶ落ち着いてきたな」
愛「そうだな…」
「風も気持ちいい」
杯を口につける。
しかし愛紗の手が止まっていた。
「愛紗?」
愛「……」
「…酔ってるのか?」
愛「そんな事はない」
口では言っているものの、ほんのりと頬が赤かった。
「……」
愛紗は魅力的な女性だ。
周りからは生真面目が服を着て歩いた、何て言われているが、雷騎はそれでもいいと思っていた。
確かに真面目過ぎる面もあるが、それも愛紗の特徴だと捉えている。
正直、雷騎はいつから惹かれていたのかわからなかった。
それでも志を貫くその姿は、雷騎にしてみれば特別だった。
だから。
「…愛紗」
愛「何だ」
「俺と生涯を共にしてくれないか」
.
「愛紗も…な!」
重なり合っていた獲物を弾き、お互い距離を取る。
力は愛紗の方が上回り、雷騎には早さがあった。
早さがあれば勝てるわけではなかったが、時間が長引いていた。
試合を始めた時から時刻的に遅かった事もあり、既に空は赤みを帯びていた。
「っと…そろそろ終いにするか」
愛「…そうだな」
「愛紗、もしよかったら今晩酒でも飲まないか?」
あまり酒の強くない愛紗だが、間を空けた後に「…是非」とだけ答えた。
夜になり、城壁の隅で二人は街を見下ろしながら酒を飲んでいた。
「ここも、だいぶ落ち着いてきたな」
愛「そうだな…」
「風も気持ちいい」
杯を口につける。
しかし愛紗の手が止まっていた。
「愛紗?」
愛「……」
「…酔ってるのか?」
愛「そんな事はない」
口では言っているものの、ほんのりと頬が赤かった。
「……」
愛紗は魅力的な女性だ。
周りからは生真面目が服を着て歩いた、何て言われているが、雷騎はそれでもいいと思っていた。
確かに真面目過ぎる面もあるが、それも愛紗の特徴だと捉えている。
正直、雷騎はいつから惹かれていたのかわからなかった。
それでも志を貫くその姿は、雷騎にしてみれば特別だった。
だから。
「…愛紗」
愛「何だ」
「俺と生涯を共にしてくれないか」
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