寝てなんていられない
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「…情けない」
乃愛の自室。
自分以外誰もいない寝床に寝転がった乃愛だが、決して仕事をさぼっているのではない。
風邪を引いてしまったのだ。
数日前から執務を部屋で籠ってこなしていたのが原因としか考えられない。
あまりにも仕事熱心な乃愛の姿に、あの真面目な愛紗でさえ心配するぐらいだった。
愛『ご主人様。仕事をされるのは構いませんが、少し休まれては?』
『んー…けどこの案件は早く処理した方がいいと思って』
愛『しかし提出は明後日…』
『それに、こっちは街の人達の要望。早く安心させてあげたいでしょ』
休息もそこそこに、続けて仕事をしていった結果がこうだ。
いかに愛紗も『だから言ったではありませんか』と呆れていた。
この時代では、現在みたく医療が進んでいない。
ただの風邪でも油断は出来ないのだ。
桃「ご主人様?入るよ」
星「失礼する」
「…何しに来たの」
そんな乃愛を心配して桃香と星が様子を見に来た。
風邪が感染 ったらどうするんだと思うと、どうしても言葉に棘が出て冷たく言ってしまう。
桃「えっと…迷惑だった?」
「じゃないけど…感染るよ」
桃「だって心配なんだもん。ね、星ちゃん」
星「そうだな。主はこんな時でも執務をしておられてもおかしくはない」
「さすがの私も、そこまでやれる元気はないよ」
私を何だと思ってるんだと言えば、二人は小さく笑う。
桃「あ、ご主人様。喉乾かない?」
そう言えば暫く何も口にしていない。
食べるよりも飲みたい。
「…水が欲しい」
桃「それじゃあ星ちゃん。後はお願いね」
星「うむ、任された」
「え、桃香?」
乃愛が止めるよりも早く出て行った桃香。
月か詠にでも頼めばいいのに。
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乃愛の自室。
自分以外誰もいない寝床に寝転がった乃愛だが、決して仕事をさぼっているのではない。
風邪を引いてしまったのだ。
数日前から執務を部屋で籠ってこなしていたのが原因としか考えられない。
あまりにも仕事熱心な乃愛の姿に、あの真面目な愛紗でさえ心配するぐらいだった。
愛『ご主人様。仕事をされるのは構いませんが、少し休まれては?』
『んー…けどこの案件は早く処理した方がいいと思って』
愛『しかし提出は明後日…』
『それに、こっちは街の人達の要望。早く安心させてあげたいでしょ』
休息もそこそこに、続けて仕事をしていった結果がこうだ。
いかに愛紗も『だから言ったではありませんか』と呆れていた。
この時代では、現在みたく医療が進んでいない。
ただの風邪でも油断は出来ないのだ。
桃「ご主人様?入るよ」
星「失礼する」
「…何しに来たの」
そんな乃愛を心配して桃香と星が様子を見に来た。
風邪が
桃「えっと…迷惑だった?」
「じゃないけど…感染るよ」
桃「だって心配なんだもん。ね、星ちゃん」
星「そうだな。主はこんな時でも執務をしておられてもおかしくはない」
「さすがの私も、そこまでやれる元気はないよ」
私を何だと思ってるんだと言えば、二人は小さく笑う。
桃「あ、ご主人様。喉乾かない?」
そう言えば暫く何も口にしていない。
食べるよりも飲みたい。
「…水が欲しい」
桃「それじゃあ星ちゃん。後はお願いね」
星「うむ、任された」
「え、桃香?」
乃愛が止めるよりも早く出て行った桃香。
月か詠にでも頼めばいいのに。
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