血は争えない・蜀編
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姓:張[チョウ]
名:義[ギ]
字:信遠[シンエン]
真名:雷騎
「よし、午前の政務は終了!」
「え、もうですか?」
いきなりの終了宣言に側にいた愛紗でさえ驚く。
無理もない。
ただでさえ正午までまだ時間がある。
証拠に、と手渡された束を簡潔に目を通す。
「……」
「どう?」
「…まさに完璧、と言った所ですね」
己の武に誇りを持ち、尚且つその強さ。
それを持ちながら更には政務までこなす雷騎に愛紗は関心する。
「うっし。じゃあ俺は午後の仕事までちょっと休憩させてもらうぞ」
「ええ、ごゆっくりと」
「む~…」
そんな中、一人だけ納得いかない人物がこの部屋にはいる。
桃香だ。
「悪いな桃香。ここで俺が手伝えば愛紗に怒られるし、それは桃香の為にもならないだろ」
「それは…そうだけど」
だから頑張れ、と頭を撫でればうっすらと頬が赤らんだ。
しかし、これを良しとしないのが愛紗だったりする。
「雷騎様、あまり桃香様を甘やかさないでもらいたいのですが」
「これくらいは許せよ。ほれ、愛紗ももう少ししたら休め。最近あまり寝てないだろ?」
「き、気付いておられたのですか!?」
ここ最近の業務に追われていた愛紗は寝る間も惜しんで仕事していたのを雷騎は知っていた。
「よく見ると隈、出来てるぞ。女の子なんだから、もっと自分を大事にしろ」
「あ…」
先程の桃香と同じ様に愛紗の頭を撫でる雷騎。
自分の事をそんなふうに見られていると思っていなかった愛紗は一気に大人しくなった。
するとそこに、この部屋の扉をぶち破らんとする者が入って来た。
「お兄ちゃーん!!お仕事終わったのだー!?」
「鈴り…ぐほぉあっ!?」
燕人・張飛こと鈴々が雷騎の腹目掛けて飛びついて来た。
流石の武人と言えど、我が妹君が来たとなれば避けるわけにないかない。
……酷く痛むが。
「だ、大丈夫!?」
「雷騎様!?こら鈴々!!」
「にゃ?」
「あ、はは…もう慣れてるから…いいよ…うん…」
「…無理してない?」
「は…はは…」
今のは効いた、と腹をさすりながらゆっくりと立ち上がる。
その姿はどこからどう見ても無理をしているように見える。
星あたりが見たらきっと弄るであろう。
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姓:張[チョウ]
名:義[ギ]
字:信遠[シンエン]
真名:雷騎
「よし、午前の政務は終了!」
「え、もうですか?」
いきなりの終了宣言に側にいた愛紗でさえ驚く。
無理もない。
ただでさえ正午までまだ時間がある。
証拠に、と手渡された束を簡潔に目を通す。
「……」
「どう?」
「…まさに完璧、と言った所ですね」
己の武に誇りを持ち、尚且つその強さ。
それを持ちながら更には政務までこなす雷騎に愛紗は関心する。
「うっし。じゃあ俺は午後の仕事までちょっと休憩させてもらうぞ」
「ええ、ごゆっくりと」
「む~…」
そんな中、一人だけ納得いかない人物がこの部屋にはいる。
桃香だ。
「悪いな桃香。ここで俺が手伝えば愛紗に怒られるし、それは桃香の為にもならないだろ」
「それは…そうだけど」
だから頑張れ、と頭を撫でればうっすらと頬が赤らんだ。
しかし、これを良しとしないのが愛紗だったりする。
「雷騎様、あまり桃香様を甘やかさないでもらいたいのですが」
「これくらいは許せよ。ほれ、愛紗ももう少ししたら休め。最近あまり寝てないだろ?」
「き、気付いておられたのですか!?」
ここ最近の業務に追われていた愛紗は寝る間も惜しんで仕事していたのを雷騎は知っていた。
「よく見ると隈、出来てるぞ。女の子なんだから、もっと自分を大事にしろ」
「あ…」
先程の桃香と同じ様に愛紗の頭を撫でる雷騎。
自分の事をそんなふうに見られていると思っていなかった愛紗は一気に大人しくなった。
するとそこに、この部屋の扉をぶち破らんとする者が入って来た。
「お兄ちゃーん!!お仕事終わったのだー!?」
「鈴り…ぐほぉあっ!?」
燕人・張飛こと鈴々が雷騎の腹目掛けて飛びついて来た。
流石の武人と言えど、我が妹君が来たとなれば避けるわけにないかない。
……酷く痛むが。
「だ、大丈夫!?」
「雷騎様!?こら鈴々!!」
「にゃ?」
「あ、はは…もう慣れてるから…いいよ…うん…」
「…無理してない?」
「は…はは…」
今のは効いた、と腹をさすりながらゆっくりと立ち上がる。
その姿はどこからどう見ても無理をしているように見える。
星あたりが見たらきっと弄るであろう。
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