煙草
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暫く他愛のない話をしながら、星は酒を飲み雷騎は城下を見下ろしていた。
しかし時間が経つにつれて、再び煙草を吸いたくなった雷騎は一度しまったそれを取り出す。
「よいのか?体に悪いのだろう」
「今更やめたって遅いよ。もう何年も前から吸ってるし、やめられない」
「…あの堅物が嘆くのもわかる」
堅物…ああ、愛紗の事か。
今のは本人が聞けば確実に怒るだろうな。
「理由を聞いても?」
「苛々もあるけど…ま、口が寂しいってのもあるかな」
「ほう…口が」
「…何考えてんの星」
「いや、何も」
「口が寂しい」のあたりから星は何かを企んだ目を向けてくる。
「…星」
「何だ?」
「俺にも酒分けてくれよ」
「ふふ、よいですぞ。では…」
酒の入った盃から口に含み、雷騎に口付ける。
しかし…
「に、苦いな」
「こっちは辛い。また度数上がったか?」
お互い煙草の味と酒の味がキツかったらしく顔を顰 める。
少しの間だけ小さな笑い声がそこにあった。
(次にする時は何もない時に)
(さすがに酒と煙草は合わないな)
(雷騎、今晩はどうだ?)
(勘弁してくれ…)
END
しかし時間が経つにつれて、再び煙草を吸いたくなった雷騎は一度しまったそれを取り出す。
「よいのか?体に悪いのだろう」
「今更やめたって遅いよ。もう何年も前から吸ってるし、やめられない」
「…あの堅物が嘆くのもわかる」
堅物…ああ、愛紗の事か。
今のは本人が聞けば確実に怒るだろうな。
「理由を聞いても?」
「苛々もあるけど…ま、口が寂しいってのもあるかな」
「ほう…口が」
「…何考えてんの星」
「いや、何も」
「口が寂しい」のあたりから星は何かを企んだ目を向けてくる。
「…星」
「何だ?」
「俺にも酒分けてくれよ」
「ふふ、よいですぞ。では…」
酒の入った盃から口に含み、雷騎に口付ける。
しかし…
「に、苦いな」
「こっちは辛い。また度数上がったか?」
お互い煙草の味と酒の味がキツかったらしく顔を
少しの間だけ小さな笑い声がそこにあった。
(次にする時は何もない時に)
(さすがに酒と煙草は合わないな)
(雷騎、今晩はどうだ?)
(勘弁してくれ…)
END
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