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結果は呉の勝利で終わった途端、雷騎はその場に崩れた。
蓮「兄様!?早く治療を…っ!兄様…?」
いち早く駆けつけた蓮華は衛生兵を呼ぼうとする。
が、雷騎は蓮華の腕を掴んで止めた。
「わかってる…だろ?……俺は、もう…」
蓮「い、や……嫌ですっ…そんなの…!」
雪「いい加減にしなさい蓮華」
「…雪蓮」
蓮華に言い聞かせるように雪蓮は続ける。
雪「…わかってあげなさい」
蓮「っ…」
そう、一番辛いのは本人だ。
…後一つ。
後一つだけ、雷騎はやらなければならない事がある。
それは…
自らの武器を天高く掲げる。
「わ…我が魂、志はっ…!!この孫呉から離れる事はない!!何があってもだ!!」
いつまでも、この国と共に。
その叫びは天に届かんとしていた。
雪「っ…勝鬨 を上げよ!!」
雪蓮の一言に、兵達はわっと地響きが起こるぐらい、沸き立つような声を上げた。
その声を聞いて安心したのか、雷騎は眠るように目を閉じた。
僅かに聞こえる皆の声を胸に留めて。
「(これで……これで…よかった、んだよ…な…)」
本当は…出来るのならばもう一度、皆と一緒にいたい。
蓮「兄様っ…!」
…やりなおしたい。
雪「雷騎…ゆっくり休みなさい」
この思いは届くだろうか。
"さあ…新たな外史の扉を開けましょう…"
.
蓮「兄様!?早く治療を…っ!兄様…?」
いち早く駆けつけた蓮華は衛生兵を呼ぼうとする。
が、雷騎は蓮華の腕を掴んで止めた。
「わかってる…だろ?……俺は、もう…」
蓮「い、や……嫌ですっ…そんなの…!」
雪「いい加減にしなさい蓮華」
「…雪蓮」
蓮華に言い聞かせるように雪蓮は続ける。
雪「…わかってあげなさい」
蓮「っ…」
そう、一番辛いのは本人だ。
…後一つ。
後一つだけ、雷騎はやらなければならない事がある。
それは…
自らの武器を天高く掲げる。
「わ…我が魂、志はっ…!!この孫呉から離れる事はない!!何があってもだ!!」
いつまでも、この国と共に。
その叫びは天に届かんとしていた。
雪「っ…
雪蓮の一言に、兵達はわっと地響きが起こるぐらい、沸き立つような声を上げた。
その声を聞いて安心したのか、雷騎は眠るように目を閉じた。
僅かに聞こえる皆の声を胸に留めて。
「(これで……これで…よかった、んだよ…な…)」
本当は…出来るのならばもう一度、皆と一緒にいたい。
蓮「兄様っ…!」
…やりなおしたい。
雪「雷騎…ゆっくり休みなさい」
この思いは届くだろうか。
"さあ…新たな外史の扉を開けましょう…"
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