心の変化
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「へっくしゅ!!」
「惇ちゃん風邪かいな」
「まさか。それに何とかは風邪を引かんと言うではないか」
「いや、それ自分で言うたらあかんやろ」
「?」
「春蘭と…霞、ここにいた」
わけもわからず春蘭が首を傾げているそこに乃愛はやって来た。
「乃愛ではないか」
「おお、お嬢。相変わらず背ちっこいなあ!ちゃんと食べてるんか?」
会うなり失礼極まりない霞。
乃愛の頭をポンポンと軽くだが叩く。
「ここに来てから食べるようになった。それより、どちらか私と鍛錬してもらえないか?」
「「なら(私/ウチ)が」」
あの乃愛から鍛錬の誘い。
暇をしていた血の気の多い二人には持って来いの言葉だった。
「惇ちゃん、ここはウチが先にやらせてぇな」
「なんだと?私が先に決まっている!」
「……(どっちが先でも同じだろう)」
二人のやり取りを黙って待っていると、遠くから慌しい足音がしてきた。
「ここにいましたか」
「凪?」
聞けば賊が攻めてきているので急いで皆召集との事らしい。
今からお楽しみと言う時の敵襲。
春蘭と霞の苛立ちは更に増すばかりだった。
作戦を伝え、それぞれの持ち場に着こうとした時だった。
「乃愛」
「?」
華琳に呼び止められ、乃愛は立ち止まる。
「今は楽しいかしら?」
楽しい。
その感情は、ここで生活をするまではなかったもの。
戦えるから楽しい。
一人じゃないから楽しい。
…皆といて楽しい。
「…そうでなかったら、ここにはいない」
何より、今は華琳の為にここにいる。
「そう。それだけ聞ければ十分よ。行きなさい」
全て悟ったかのように送り出す。
そして乃愛は再び戦場を駆ける。
「龍華、参る」
NEXT:あとがき
「惇ちゃん風邪かいな」
「まさか。それに何とかは風邪を引かんと言うではないか」
「いや、それ自分で言うたらあかんやろ」
「?」
「春蘭と…霞、ここにいた」
わけもわからず春蘭が首を傾げているそこに乃愛はやって来た。
「乃愛ではないか」
「おお、お嬢。相変わらず背ちっこいなあ!ちゃんと食べてるんか?」
会うなり失礼極まりない霞。
乃愛の頭をポンポンと軽くだが叩く。
「ここに来てから食べるようになった。それより、どちらか私と鍛錬してもらえないか?」
「「なら(私/ウチ)が」」
あの乃愛から鍛錬の誘い。
暇をしていた血の気の多い二人には持って来いの言葉だった。
「惇ちゃん、ここはウチが先にやらせてぇな」
「なんだと?私が先に決まっている!」
「……(どっちが先でも同じだろう)」
二人のやり取りを黙って待っていると、遠くから慌しい足音がしてきた。
「ここにいましたか」
「凪?」
聞けば賊が攻めてきているので急いで皆召集との事らしい。
今からお楽しみと言う時の敵襲。
春蘭と霞の苛立ちは更に増すばかりだった。
作戦を伝え、それぞれの持ち場に着こうとした時だった。
「乃愛」
「?」
華琳に呼び止められ、乃愛は立ち止まる。
「今は楽しいかしら?」
楽しい。
その感情は、ここで生活をするまではなかったもの。
戦えるから楽しい。
一人じゃないから楽しい。
…皆といて楽しい。
「…そうでなかったら、ここにはいない」
何より、今は華琳の為にここにいる。
「そう。それだけ聞ければ十分よ。行きなさい」
全て悟ったかのように送り出す。
そして乃愛は再び戦場を駆ける。
「龍華、参る」
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