心の闇
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今、何と?
春「華琳様!?一体どういう…」
秋「…ああ、そういう事か」
春「な、何…?」
狼狽える春蘭に一人納得した秋蘭は頷く。
そう、華琳は乃愛の武が欲しい。
このような人材を殺してしまうより手元に置いておきたい、と言うのが本音だが。
乃愛に近づいた華琳は未だ血で汚れている手を取る。
華「この手で…爪で殺して来たわりには、随分と綺麗な手をしているのね」
「っ…!」
そんな事を言われたのは初めてだった。
華「まだ名前を聞いてなかったわね」
「…真名以外知らない」
華「なんですって!?」
この時代に自分の真名しか知らないのは異常だった。
幼い頃に親が殺されたにしても、どういう事なのか。
「記憶に薄らと聞き覚えがあるのが真名だった。けど、これはもしかすると他人の物かもしれない」
この場に少しの静寂が漂った後、華琳は言った。
華「ならば、そなたに名を授ける。姓は龍(リュウ)、名は華(カ)、字は召徳(ショウトク)。以後そう名乗られよ」
まるで龍のように人を寄せ付けない気迫から姓に龍を。
そして覇道を歩む華琳と共にと言う意味で、己の真名の一部を名に与える。
「……何故…そこまでして」
華「貴方の事が気に入った、じゃ不満かしら?」
小さな子供が新しい玩具を見つけた時のように華琳の口元が上がる。
「…まだ私に生きろと言うのか」
華「そうね、私の為に生きなさい。既に貴方は私のもの。勝手に死ぬ事は許されない」
随分を変わった人物だ。
乃愛は正直そう思った。
それでも、この人の側にいてみたいと思った。
「私は……姓は龍、名は華、字は召徳、真名は乃愛と言う。この命尽きるまで、曹操殿の望むまま使われよう」
果たして少女は曹操とこの国を守る事が出来るのか。
そして後に起こした行動から、こう呼ばれる事になる。
魏には"龍の子"がいる、と。
END
春「華琳様!?一体どういう…」
秋「…ああ、そういう事か」
春「な、何…?」
狼狽える春蘭に一人納得した秋蘭は頷く。
そう、華琳は乃愛の武が欲しい。
このような人材を殺してしまうより手元に置いておきたい、と言うのが本音だが。
乃愛に近づいた華琳は未だ血で汚れている手を取る。
華「この手で…爪で殺して来たわりには、随分と綺麗な手をしているのね」
「っ…!」
そんな事を言われたのは初めてだった。
華「まだ名前を聞いてなかったわね」
「…真名以外知らない」
華「なんですって!?」
この時代に自分の真名しか知らないのは異常だった。
幼い頃に親が殺されたにしても、どういう事なのか。
「記憶に薄らと聞き覚えがあるのが真名だった。けど、これはもしかすると他人の物かもしれない」
この場に少しの静寂が漂った後、華琳は言った。
華「ならば、そなたに名を授ける。姓は龍(リュウ)、名は華(カ)、字は召徳(ショウトク)。以後そう名乗られよ」
まるで龍のように人を寄せ付けない気迫から姓に龍を。
そして覇道を歩む華琳と共にと言う意味で、己の真名の一部を名に与える。
「……何故…そこまでして」
華「貴方の事が気に入った、じゃ不満かしら?」
小さな子供が新しい玩具を見つけた時のように華琳の口元が上がる。
「…まだ私に生きろと言うのか」
華「そうね、私の為に生きなさい。既に貴方は私のもの。勝手に死ぬ事は許されない」
随分を変わった人物だ。
乃愛は正直そう思った。
それでも、この人の側にいてみたいと思った。
「私は……姓は龍、名は華、字は召徳、真名は乃愛と言う。この命尽きるまで、曹操殿の望むまま使われよう」
果たして少女は曹操とこの国を守る事が出来るのか。
そして後に起こした行動から、こう呼ばれる事になる。
魏には"龍の子"がいる、と。
END
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