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キィンッ
「うわっと!!」
「雷騎、まただ!もし今のが戦場だとどうなっていたかわかっているのか!?」
「わ、わかってるってー…もう聞き飽きたよそれ」
「なっ…聞き飽きただと!?」
「うわわわわっ!ま、待て!とりあえずあれだ!偃月刀収めろって!!」
愛紗の持つ偃月刀の先が今にも雷騎の首に刺さりそうになっている。
この二人は只今絶賛鍛錬中。
というより、愛紗が一方的に雷騎を鍛えていると言った方がいいだろうか。
幼い頃から共に育ち、義勇軍に入り、今に至る。
唯一違う点は文武。
愛紗は武に長けていて、雷騎は文に長けている。
その所為か先程から行っている鍛錬の結果は見てとれる。
「はあ…少しだけ休憩をとろう」
愛紗がこれまでにキツく言うのには訳がある。
雷騎に死なれたくない。
ただそれだけ。
それだけの事だが、いつ戦が始まって誰がいつ死ぬのかなんてわからない。
後になって、こうしとけばよかった、なんて後悔はしたくないのだ。
いっその事、愛紗は雷騎にこの事を言えば楽になれるのではと思ったが、いざとなれば言葉が詰まる。
素直になれない性格が仇となってしまっている。
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「うわっと!!」
「雷騎、まただ!もし今のが戦場だとどうなっていたかわかっているのか!?」
「わ、わかってるってー…もう聞き飽きたよそれ」
「なっ…聞き飽きただと!?」
「うわわわわっ!ま、待て!とりあえずあれだ!偃月刀収めろって!!」
愛紗の持つ偃月刀の先が今にも雷騎の首に刺さりそうになっている。
この二人は只今絶賛鍛錬中。
というより、愛紗が一方的に雷騎を鍛えていると言った方がいいだろうか。
幼い頃から共に育ち、義勇軍に入り、今に至る。
唯一違う点は文武。
愛紗は武に長けていて、雷騎は文に長けている。
その所為か先程から行っている鍛錬の結果は見てとれる。
「はあ…少しだけ休憩をとろう」
愛紗がこれまでにキツく言うのには訳がある。
雷騎に死なれたくない。
ただそれだけ。
それだけの事だが、いつ戦が始まって誰がいつ死ぬのかなんてわからない。
後になって、こうしとけばよかった、なんて後悔はしたくないのだ。
いっその事、愛紗は雷騎にこの事を言えば楽になれるのではと思ったが、いざとなれば言葉が詰まる。
素直になれない性格が仇となってしまっている。
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