血は争えない・呉編
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「相手は誰ですか?」
「いくら蓮華の為とは言え、その兄に殺気を立たせるな」
そもそもお前も思っているのか。
兄だの妹だのと関係ない、と。
「やっぱり思春も思うわよねー。あたし達の事は『妹』として見なくてもいいから。ね、蓮華」
「え!?あ、その…わ、私は…」
今はっきりと『妹』の部分を強調して言った雪蓮。
…何度も言うが、いくら呉の為とは言え血族に手を出すのは犯罪だ。
だとすると。
「冥琳か祭あたりか…?」
なんて口に出すと、雪蓮は不服そうな顔するし、蓮華は何故か固まってるし、思春に至っては。
「…」
「…ついには得物まで向けるか、思春」
主に向かって武器を向ける挑発行為。
本来なら首を刎ねられてもおかしくない。
しかし、そこは雷騎。
気にしていない。
と言うのも思春の性格を知っての事で。
「何故そこに私の名がないのか、是非お聞きしたいのですが」
「「そっち!?」」
「普通はそう思うよな」
「っ…ごほん!」
姉妹揃って突っ込む。
そこに思春が咳払いを一つした所で話を戻す事にした。
「まあ、来世に子供を残すって事も大事だが、今は今でやる事をしないとな」
「そうね。兄さん、もし冥琳や祭が拒んだりしたら、あたしが相手になってあげるから安心なさい♪」
「おい雪蓮、俺の話を聞いてたか?そもそも何の安心だ」
「って雪蓮姉様だけずるい!わ、私だって雷騎兄様と…!」
この時雷騎は思った。
蓮華、昔と今で随分変わってしまったな、と。
END
「いくら蓮華の為とは言え、その兄に殺気を立たせるな」
そもそもお前も思っているのか。
兄だの妹だのと関係ない、と。
「やっぱり思春も思うわよねー。あたし達の事は『妹』として見なくてもいいから。ね、蓮華」
「え!?あ、その…わ、私は…」
今はっきりと『妹』の部分を強調して言った雪蓮。
…何度も言うが、いくら呉の為とは言え血族に手を出すのは犯罪だ。
だとすると。
「冥琳か祭あたりか…?」
なんて口に出すと、雪蓮は不服そうな顔するし、蓮華は何故か固まってるし、思春に至っては。
「…」
「…ついには得物まで向けるか、思春」
主に向かって武器を向ける挑発行為。
本来なら首を刎ねられてもおかしくない。
しかし、そこは雷騎。
気にしていない。
と言うのも思春の性格を知っての事で。
「何故そこに私の名がないのか、是非お聞きしたいのですが」
「「そっち!?」」
「普通はそう思うよな」
「っ…ごほん!」
姉妹揃って突っ込む。
そこに思春が咳払いを一つした所で話を戻す事にした。
「まあ、来世に子供を残すって事も大事だが、今は今でやる事をしないとな」
「そうね。兄さん、もし冥琳や祭が拒んだりしたら、あたしが相手になってあげるから安心なさい♪」
「おい雪蓮、俺の話を聞いてたか?そもそも何の安心だ」
「って雪蓮姉様だけずるい!わ、私だって雷騎兄様と…!」
この時雷騎は思った。
蓮華、昔と今で随分変わってしまったな、と。
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