血は争えない・呉編
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姓:孫[ソン]
名:環[ワ]
字:龍布[リュウフ]
真名:雷騎
「で、どうなの?」
「は?」
その突然の質問に内容など全く含まれていなかった。
孫策こと雪蓮は自らの兄である雷騎に聞く。
「だーかーらー、この呉の国で気になる子はいる?って聞いてるの」
「だったら冒頭で言え。いきなり『どう?』と聞かれても困る」
雪蓮の言いたい事はわかってた。
呉に胤 を残す。
それは今後の、この国を思っての事。
しかし言っちゃ悪いが雪蓮も女性。
それはもう少し遠回しで言って欲しかったと雷騎は思った。
そこは我が妹ながら恐ろしい。
「…まあ、いなくはないが」
「誰?誰?あ、もしかしてあたし?」
「何が原因で妹に手を出す兄がいると思ってんだ馬鹿」
「痛っ」
軽く額を小突いてやる。
「間違っても大事な妹に手は出さん」
「あたしは別によかったんだけど。兄妹以前に兄さんは男なんだし」
「おい」
全く反省の色はなかった、こいつ。
いつもの事だが頭を抱えていると遠くから見えたのだろうか、もう一人の妹とその護衛がやって来た。
「雪蓮姉様と雷騎兄様は何の話をしているの?」
「お、蓮華と思春か」
「お邪魔します」
「二人も気になるでしょ?兄さんの好きな人♪」
「ええ!?」
酷くとまではいかないが、珍しく声を上げる蓮華。
対して思春は普段通り表情は変わってない。
……筈だった。
.
姓:孫[ソン]
名:環[ワ]
字:龍布[リュウフ]
真名:雷騎
「で、どうなの?」
「は?」
その突然の質問に内容など全く含まれていなかった。
孫策こと雪蓮は自らの兄である雷騎に聞く。
「だーかーらー、この呉の国で気になる子はいる?って聞いてるの」
「だったら冒頭で言え。いきなり『どう?』と聞かれても困る」
雪蓮の言いたい事はわかってた。
呉に
それは今後の、この国を思っての事。
しかし言っちゃ悪いが雪蓮も女性。
それはもう少し遠回しで言って欲しかったと雷騎は思った。
そこは我が妹ながら恐ろしい。
「…まあ、いなくはないが」
「誰?誰?あ、もしかしてあたし?」
「何が原因で妹に手を出す兄がいると思ってんだ馬鹿」
「痛っ」
軽く額を小突いてやる。
「間違っても大事な妹に手は出さん」
「あたしは別によかったんだけど。兄妹以前に兄さんは男なんだし」
「おい」
全く反省の色はなかった、こいつ。
いつもの事だが頭を抱えていると遠くから見えたのだろうか、もう一人の妹とその護衛がやって来た。
「雪蓮姉様と雷騎兄様は何の話をしているの?」
「お、蓮華と思春か」
「お邪魔します」
「二人も気になるでしょ?兄さんの好きな人♪」
「ええ!?」
酷くとまではいかないが、珍しく声を上げる蓮華。
対して思春は普段通り表情は変わってない。
……筈だった。
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