一緒
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勝利はハクオロ達の國トゥスクル。
でも、その後はあまりにも残酷だった。
ハウエンクアともう一人の側近だったヒエンの裏切り。
天使の姿をした男女二人の降臨。
ゲンジマルの死。
ハクオロの化け物のような姿への変化。
「いやぁあーーーー!!」
「クー…ヤ」
「ひっ…!!」
「クーヤ…ワタシダ…」
「あ……ぁぁ……っ!」
「ハクオロ、さん…ですか?」
「…アア」
私にはわかった。
どんなに恐ろしい姿をしていても、その気遣いはハクオロそのものだという事に。
「ノアッ……!」
「クーヤ…!」
「ゲンジマルが…ゲンジマルが…!!」
「…うん」
ゲンジマルの死を受け入れている私は冷酷だろうか。
あの後ハクオロは元の姿に戻り、ノアとクーヤをトゥスクルへ保護という形で引き取った。
クーヤはあれから眠っていて、起きるまでサクヤが側にいると言う。
その日の夜、ノアは空気を吸いに随分と前から外に出ていた。
するとハクオロが来てクーヤの様子を見に行くと言ったのでノアもそろそろ戻ろうと思い、ついて行った。
だがそこには認めたくない現実が待っていた。
クーヤは起きていたのだが、記憶がなかった。
いや、なかったというより記憶が後退しているとでも言った方がいいだろう。
言語が幼くなっていたのだ。
「っ…クーヤ!」
「う~?」
思わず抱き締めた。
何も出来なかった申し訳ない気持ちしか、頭には思い浮かばなかった。
この腕を、もう二度と手放したくなかった。
「ノア~?」
「ごめんね……ごめんね……っ」
それでも…一緒にいさせて…
NEXT:あとがき
でも、その後はあまりにも残酷だった。
ハウエンクアともう一人の側近だったヒエンの裏切り。
天使の姿をした男女二人の降臨。
ゲンジマルの死。
ハクオロの化け物のような姿への変化。
「いやぁあーーーー!!」
「クー…ヤ」
「ひっ…!!」
「クーヤ…ワタシダ…」
「あ……ぁぁ……っ!」
「ハクオロ、さん…ですか?」
「…アア」
私にはわかった。
どんなに恐ろしい姿をしていても、その気遣いはハクオロそのものだという事に。
「ノアッ……!」
「クーヤ…!」
「ゲンジマルが…ゲンジマルが…!!」
「…うん」
ゲンジマルの死を受け入れている私は冷酷だろうか。
あの後ハクオロは元の姿に戻り、ノアとクーヤをトゥスクルへ保護という形で引き取った。
クーヤはあれから眠っていて、起きるまでサクヤが側にいると言う。
その日の夜、ノアは空気を吸いに随分と前から外に出ていた。
するとハクオロが来てクーヤの様子を見に行くと言ったのでノアもそろそろ戻ろうと思い、ついて行った。
だがそこには認めたくない現実が待っていた。
クーヤは起きていたのだが、記憶がなかった。
いや、なかったというより記憶が後退しているとでも言った方がいいだろう。
言語が幼くなっていたのだ。
「っ…クーヤ!」
「う~?」
思わず抱き締めた。
何も出来なかった申し訳ない気持ちしか、頭には思い浮かばなかった。
この腕を、もう二度と手放したくなかった。
「ノア~?」
「ごめんね……ごめんね……っ」
それでも…一緒にいさせて…
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