唇の乙女
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ゲルテナ展覧会にトリップした後…
自分も深海の世に飛び込みちょっとしたストーカーから逃走
そしてこの美幼女とワカメなる父に出会いあちこちを騒いでいろいろなものを物色しているわけだが……
ギャ「…ねぇ##NAME1##、ちょっと話したいことがあるんだけど……」
「はぁい?なにー?」
特に何にもない廊下、そこで”イヴ”が読めない漢字があるとのことで教えていた
そこからこの絵画の感想だのリップクリームの話だのアイライナーの話だの駄弁っていた
途中、ギャリーが自分だけを呼び出して”イヴ”を絵画の前に残しすぐ近くの角に引っ張って行く
「?」
ギャ「ねぇ##NAME1##…」
「なにー?」
連れ出したはいいもののどうしようか、というようにもごもごしだしたギャリー
ギャ「あ…とね……えー…」
手遊びしながら俯いて顔を真っ赤に染め上げ始めたギャリー
女子かっ;
こいつとは反対に落ち着き払っている自分が途端に虚しくなってくる…
コイツの女子力を下さい(切実
「なぁにいぃーっ 喉渇いたの?」
ギャ「そ、そうじゃなくて…」
…女子かっ
「唇乾いたの?」
ギャ「………ぅ、」
「……………本気(まじ)で?」
ギャ「………ぅん……」
・・・女子かっ!
「リップクリームないの?」
ギャ「…忘れちゃって……」
女おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ子いいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
指をもじもじさせながらそっぽに視線を逸らし肩をすくめ頬を真っ赤に染め尚も恥ずかしげにしているその様は…
「おいこの乾燥唇乙女」
ギャ「なによそれっ!?;」
リップクリームを貸して欲しいわけか…
「っていうかそれだけで呼び出したとは言わないよね?」
ギャ「……そ、それは…」
まじかよ…
「…ほら貸してやるよ、さっさとしな」
これだけの為に”イヴ”を置いてきたのかよ…
ちらと”イヴ”の方を確認するが特に問題はなく”イヴ”も大人しく絵画をみつめて何か考えている
ギャ「え、で……でも、##NAME1##も使うんじゃ…」
「あぁー、確かに少し乾燥してきたな…
まぁいいよ、先に使えよ」
それでもうーだのあーだの言ってもじもじするギャリー
しびれを切らして先に使ってやった
「長ぇよ、さっさとしろ」
ギャ「えっ!?///;」
今度は急に真っ赤になって差し出されたリップクリームと自分を交互に見てくる
「…なに?」
ギャ「ぇ、いや……その…///;」
「…あぁ、間接キス?」
気にするんだ、とからかってみると予想通りにあたふたしはじめた
「………そうか、ギャリー」
ギャ「なに…… っ!?///;」
タンクトップを掴んで思い切り引き寄せる
その勢いで唇を重ねる
ただくっつけただけじゃなかなか付かないから少し唇でなぞった
ギャ「……っ///」
そろそろいいだろう、さんざんいじれたし
ぐっ
離そうとしたら後頭部に大きな手がまわされた
「んぅっ!?;」
ちょっ…ここでそんなスイッチはいるかよ…!?
さっきまでの乙女はどこへやら……
今は欲情した完璧な男だ
濃厚なキスに頭がぼぅっとしてくる
「…ふっ……んん…」
やっと離れた時には銀の糸が伸びてぷつりと切れた
しばらくお互い見つめあい、ギャリーの三白眼に見惚れていると
ふと新たな視線を感じた・・・
「………ねぇ、ギャリー」
ギャ「………どう説明する…?」
「………説明不可能」
(二人とも何してたの?)
(………え、……と…;)
(なぁんにもしてないんだよお”イヴ”ちゃ~んっ♪;)
(でも…)
(気のせい気のせい、ちょっとした幻覚だよ☆)