翡翠の薔薇16
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『………そしてその後私と彼は人里離れた場所に移り隠れながら暮らしていしました』
「………」相槌
=まとめ=
14歳から戦に出てわずか3年後、ミランダさんが17歳の時に最高称号をもらいそれから全ての戦場に赴いたそうです。
前に説明した(された)魔術師の種類は実は彼女が17になるまでは闇の魔法は存在せず火、水、風、雷の4種類だけだったそうです。
(そんなのどうでもいいんだけどさ…←殴)
その新たな闇の種類を作ったのが当時、魔術の研究をしていたミランダさんらしい。(本人目の前に…)
そして煮物を作る時に砂糖と塩を間違えて作った結果ソルティーだけど案外美味くて成功した感じのノリで
その闇の種類を火や水など色々合成させた結果、今まで以上に強力な魔術が増えたそうです。
そんな秀才な彼女は17という若さで一躍有名になったそうです。
翌年、彼女が18歳の時に戦場でジョーン・ウォーリアー・マウントさん(当時20歳)と出会い両者一目惚れしましたとさ。
ジョーンさんは遠い町の貴族でミランダさんとの貴族とは仲が良いわけではないそうです。
(いや寧ろ敵対していたという)
両者貴族育ちの2人はもちろん両者、親族や親の怒りに触れジョーンさんは屋敷を追い出されミランダさんは勝手に婚約者を決められてしまったそうです。
(↓ここからがクライマックス)
ジョーンさんは人里離れた森でひっそりと暮らしながら時折城の警備の隙をついてはミランダさんと密会していました。
そんなことが半年間続いた2人、ついにミランダさんの婚約者との結婚式が近づいたある日。
ジョーンさんがミランダさんに告白し2人はジョーンさんの所で一緒に暮らすと決断しました。
ミランダさんの希望で城から抜け出すのは結婚式の前日になりした。(腹黒彼女や…)
せめて去る前にとその事を古き仲の使用人達に伝えたかった彼女は思い切って伝えてみるとその使用人達もお供する事に決まりましたとさ。
こうして結婚式の前日、真夜中にミランダさんとジョーンさん、そしてミランダさんの使用人達5人は城を抜け出しジョーンさんの家へと逃走しました。
=おしまい=
彼女は話している間ページをめくる手を止めずずっと何かを探している
『そして生活も落ち着いてきた頃です………』
「…」悟
=終わってなかった=
城では花嫁とその使用人の突然の不在に大騒ぎになり混乱しました。
秀才で有名な彼女は城にとってはいなくなっては大打撃で親や親族は血眼になって彼女を探し回りました。
しかしただ抜け出した事では勝手に婚約者を決められて結婚されそうになった彼女の怒りは治まらず血眼になって探している事を利用したり、見つかりにくいように暮らしている範囲に魔術をかけたりしたそうです。
(やる時はやるぜ彼女)
そんなこんなで有意義に過ごしていた翌年
ある日ジョーンさんの部下や使用人達が彼らの住む森に迷い込んでしまい偶然ジョーンさんたちと会ったそうです。
そして彼ら5人も一緒に暮らすことになり家も大きく改築し使用人や部下達も意気投合し個性溢れる大家族として平和に暮らしていました。
=今度こそおわり=
『大忙しだったけれどとても賑やかで楽しかったわ』
昔のことを思い出しているのか懐かしそうに微笑む彼女
「…」寝
そして目を開けたまま呆けているこの阿呆は意識を飛ばして妄想に入り浸っている
『これですね』
そう言ってとあるページで手を止めた彼女
「ん?」
その言葉にようやく意識が戻った阿呆
ミランダから手渡された本を見るとなにやらこれは家族構成のようだ
ーーーおー、いっぱいいっぱい…(寝起き
ミランダとジョーンは第三代目あたりにいた
そして…
「………これ、って…」
『私とジョーンとの間に一人娘、
メアリーが産まれました』
可愛いでしょう?
そう優雅に微笑む彼女が指さしたのは机の上の自分が先ほどまで持っていた金髪の少女、メアリーの肖像画
「…」
ーーー確かに可愛いけどさ…
そうじゃなくて、…そうじゃなくて……
『まぁ昔話はこれくらいにして』
「あ、はい」
ーーー自覚してたんスか…
『本題に入りますか』
にっこりと笑った彼女は椅子に腰かけた
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