翡翠の薔薇14
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ギャ「嫌いというか?」
まだ指を当てたまま喋る
その先を促すギャリーを見る限り確信犯としか思えなくて悔しい
「……………」
顔が熱い、なのにまだ熱くなっていく
流石に爆発するんじゃないかと自分でも不安になってきた
でもどう抑えるのかわからないからどうにもできない
答えるにも言葉が浮かばずその沈黙に耐えられなくなって視線を外しかけた時、
ーーーふっ…
「っ!?」
見せつけるように唇に当てていた指に息吹きかけられた
「…………っ!!?」
思わず手を引っ込むが手首を掴まれできなかった
強く引っ張られ前のめりになりそのまま抱き締められた
ギャ「アタシは好きだけど、##NAME1##はアタシだけのものってことだから」
何でそんな恥ずかしいことをさらりと言えるのか、そうか、コイツは変態か、…でも変態なのにナゼ初心なんだ…(殴
「……………お好きにどうぞ」
まぁ、あれか……変態同士愛し合おうって言ってるわけか(←絶対違う
ギャ「……襲うわよ?」
「それは犯罪です」
残念、そういう好きにしろじゃねぇんだな、クソワカメ君
ギャ「…ケチね」
「何がだよ」
この欲求不満野朗が…(殴
そんなことを思いながらもギャリーの匂いと温かさにうとうとし始める
心臓は落ち着きがないのに眠くなれるなんてどうかしてる
ふとギャリーが少し離れた
一瞬、油断してた
顎を持ち上げられ顔が見えたかと思ったら頬に触れた何か
ギャリーの手が添えられたんだ、と理解した時には唇が重なっている
込み上げてくる恥ずかしさとその中に嬉しさ
次に気付いた痛み
そして口の中に入ってきた舌
「---!?」
ギャ「っ!?」
少し遅れてそれに驚いたがギャリーも何かに驚きすぐに離れた
ギャ「…ちょっと##NAME1##っ、どういうことよ!」
「え、…ぇ? え? 何が?」
どういうことだ、といわれても何が、と答えるのが普通だと思う
だがその前に怖い顔のギャリーをどうしようか…
ギャ「怪我してるじゃない!どうして隠してたの!」
け、怪我って……この酷い寝相の事?(※口の事です
「え、怪我…?」
ギャ「…血の味がしたわ、いつ怪我したの?」
こうなるとギャリーは待たずに質問をしてくる
聞いておいて答えは言わせないその癖は直せ
「…い、いつって……」
起きたときから気づいたからいつかはよくわからないけど…
思い出そうと考え込んでいると頭をがしりとつかまれた
「いぃっ!!?」
突然の事にびっくりして変な声が出たがまだ驚くには早かったと後で思った
「…ちょっと待って…… んっ!?」
反論していた口にギャリーの指が突っ込まれた
3本の長い指で口の中が満たされて喋れない状態
ギャ「噛んじゃダメよ?」
う、うわあああああああ!?どどどどどどどどど、…どうしよっ!ギャリーの変なスイッチが入っちゃったよ!全開モードだし!?た、……助けてえええぇぇぇぇぇ!!
頭の中で混乱しているとギャリーはニヤリと笑った
冷や汗しか出なかった
こんなによくわからない危機を感じたことはない
ギャ「ほら、見せなさい」
「……?」
混乱で頭がいっぱいの自分は理解できていない
ギャ「どのくらいの怪我なのか見せなさいって言ってるのよ」
そう言われて今更恥ずかしくなって顔が熱くなってくる
「…………」
普通に口を開けるのならは構わないけど今の状態ではなかなかに恥ずかしい
だがこのままではいつまでもギャリーの指をくわえているようなもの
ギャ「……いつまでしゃぶってんだよ?」
「…っ!?」
いつもと違う口調と声のトーンについに頭が真っ白になった
もうどうすればいいのかわからずただ固まるだけ
ギャ「それとも…
ーーーそんなにオレの指が美味しいわけ?」
「…っ」
そんなこと言われたってどうすればいい…
そんな混乱した中で奇跡的にひとつだけ気付いたこと
「………っ」
今はそれに縋るしかないと思った
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