翡翠の薔薇14
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起きたら目の前に悲しそうなギャリーがいた
イヴもメアリーも心配した顔で見つめている
あぁ…また心配かけちゃったんだなぁ
そんな自分が情けなくて嫌になった
そして気付いた痛み
口がじんじんするし、鉄の味がする…舌が痛い
右肩が服に擦れるだけで痛い…
オレは寝ている間にどんだけ暴れたんだ?
いやむしろ、どういうふうに暴れたらこんなとこ痛くなるんだよ…
やれやれ…なぁんか大変なことになっちゃってんなぁ…
あの部屋に入らなかったことは覚えてるけど…なんで入らなかったのかわかんね(キリッ
寝る前のこともよく覚えてないしこの痛みも覚えないし…
きっと酷い寝相だったんだろうな…
「次はどこへ行く?」
メ「さっきの部屋でカギを見つけたの!」
自慢げに出された紫の鍵
それを見て、今の状況を思い出した
「おぅ、あっちの扉か」
歩きながらさて自分はどっちにつこうかと考える
うーん…
まぁ、ワカメは大人だし、強いから1人で良いか!(キリッ
悩んだ時間:2秒
ーーー・・ ・・・がさっ、 がさっ、がさっがさっ
「…!」
イ「?」
メ「なに……?この音……近付いてくる……」
立ち止まる一同
ーーーがさっ、がさがさ! メシャッ
「めしゃ!?」
ギャ「!?」
目の前の絵画から花が紙を突き破って出てきた
メ「地面からなにか出てきた!」
その声に足元を見れば花と同時に出てきた棘のある蔓…
ーーーごごごごご……
そして地面が揺れ始めた
ギャ「な、なんかマズイわ!みんな絵から離れて!」
はーいっ!それじゃあオレは美幼女達の方に…
ーーーボコッ!
突如足元から出てきた蔓
メ「イヴ!あぶない!」
メアリーがイヴを引っ張っているのを見た後ちらりとギャリーを見た
「!?、ギャリー!!」
伸びていく蔓はそのまま隣のギャリーへ突っ込んでいく
ギャ「うわっ!?」
気付けばギャリーに体当たりしていた
ちくしょう、こんな時にだけ男っぽい声出しやがって…
「っ!?」
のんきに考え事をしていたら右腕に鋭い痛み
きっと避けきれなかったんだ…、掠り傷程度だろう…
ギャリーを下にしてそのまま倒れたがなんとかケガは免れたみたい
ギャ「………!」
…やっぱ大丈夫かな?
背中打ったから痛いよな?
一瞬苦痛に顔をゆがめたギャリーだったが目が合うと慌てだした
ギャ「え、##NAME1##っ!?」
「おっはよーさんギャリー」
きっと今の状態に顔を赤らめているんだろう…
あぁ…コイツまじで初心…(殴
すぐに退いて2人の心配をしてほしいと思い1つ聞く
「怪我は?」
ギャ「!、ふたりとも大丈夫!?」
蔓の向こう側、2人はぴんぴんしている
メ「あーびっくりした!」
ギャ「イヴは?ケガとかしてない?」
イ「大丈夫」
ギャ「よ……良かった……」
「…にしてもさぁ、コレ邪魔」
ギャ「そうね、そっちに行けないんだけど… 折ったりできないかしら?」
ギャリーが折ろうとする前に先に蔓を叩いてできないことを知らせる
そんなんで怪我でもしてもらったら笑いもんだ
それを見たギャリーも蔓を調べる
ギャ「………ってなにこれ、石でできてるわこの植物」
「ギャリー、落ち着け」
ギャ「どうしましょ……」
うーん…なんでオレあっちの方にいないんだろう…(殴
メ「……ねぇイヴ、さっきの部屋でカギ拾ったよね?
そのカギでそこのドア開けられるんじゃない?」
「あー、可能性はあるかもねー」
メ「もしかしたら違う部屋にこれを壊せる道具があるかもしれないよ、ねぇ見てきていいよね?」
ギャ「うーん……でも………2人だけで大丈夫かしら……」
「…んー……」
ギャリーがこっちを見てきたけどそれには肩をすくめるしかない
オレだって2人のところに行く予定だったんだけど無理だったし…
今までオレがここに加わったことでゲームのストーリーには無かったはずの出来事が起きているから…
「これから何が起こるかわからないし…」
肯定しづらいんだ…
メ「大丈夫よ!ね、イヴ?」
聞かれた”イヴ”はやっぱり少し悩んでる…
少し考えた結果…
イ「大丈夫だと思う」
メ「ほら、イヴだって大丈夫って言ってる!」
「んー……」
まぁ、メアリーだからそう簡単に”イヴ”を攻撃はしないはずなんだけど…
”イヴ”も強い子だから何かあったらすぐに逃げれる行動力はそれなりにあるし…
ギャ「うーん……そ、そう………?」
「でも…」
もう少し考えない?
その先の言葉はギャリーが左肩に手を置いた事で制された
ギャ「じゃあ、ちょっと見てきてもらおうかしら」
「………わかったよ…」
どうせここは別行動せざるを得ないんだから引き下がるしかない
きっと今の自分の顔は不貞腐れてんだろうな…
あぁ、みっともないっ
ギャ「でもいい? 何もなかったらすぐにここに戻ってくるのよ?」
じゃぁ…どうせ止められたんだから……
「どうするかはその後、改めて考えましょ」
ただで済むと思うなよ?
仕返しならもっとたくさんあるんだからな?
向こう側の2人は拍手を送ってくれた
ギャ「…………」
まぁ、そんな目で見るなって☆
メ「うん!わかった! それじゃ行こう!」
ギャ「「気をつけるのよ/んだよ!」」
そして2人は角を曲がって行ってしまった
ホントに何もなければいいんだけど…
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