翡翠の薔薇13
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ギャ「2人ともしっかり持ってるのよ」
「………(´A`)」
ギャ「なくしたりしたらダメよ?
誰かに渡すのも危ないからね、それから………」
メ「わー!イヴの薔薇は赤なんだねっ」
「……<○>w<○>カッ」
メ「わたしの薔薇は黄色だよー
黄色好きなんだけどピンクも好きなんだ、あと青も!」
ギャ「……人の話は聞きなさいよ;」
……ボク、ピンクじゃなくて良かったかもしれない…
(だって青と赤、ピンクが好きって言われたらもろ狙われるじゃなぁい?)←
メ「でもね、緑も普通に好きだけど##NAME1##の薔薇の色は大好きっ!!」
(嬉しいけど対象類に入っちゃったよFU~~~~~~~~~~~~~~~~☆)
しかも大好きってきたぜ…?
嬉しいけど怖い…(ガクブル
「ワタシはメアリーと”イヴ”の薔薇の色大好きだよ!
…青はどうでもいいけど」
ギャ「なぁに##NAME1##…?」
「ん? ……アハッ☆
青って素敵よねっ!!」滝汗
だからさ、ほらね、背後の鬼瓦しまおうよ、ね?;
メ「それより早く行こうよ!」
「うぃ~っ行こうー!!;」
きゅ、救世主…!!
さて、少し狭まった通路を抜けた先…
『一体どちらが正しいのか』
前に扉があるが先の角にももうひとつ扉があり、その通路の途中に”嫉妬深き花”
…そうか、ここか………
やっぱりイヴ……疲れちまったかな…
オレに何とかできれば良いけど…
ギャリーは疲れていてほしくない…
だって面倒だから←
考えに耽りながらなんとなしに3人について行った結果…
奥の扉に…
「・・・・・」
え、マジで?
この部屋って……
ボクもマタニティーブルーになるの…(殴
自分には何に見えるんだろうか…
できればウサギならばちょー幸せっ
”イヴ”がおそるおそる開ければ…
イ・メ「「わぁ…っ!」」
ギャ「ぅげっ…」
ギャリーside
ドアを開けるとそこは不気味な青い人形がたくさん並べられている部屋だった
ドアを開けた瞬間に全ての人形の赤く不気味な目がギョロリと睨んでくる…
ギャ「ぅげっ…」
つい、あまりの不気味さに声をあげずにはいられなかった
それとは逆にイヴとメアリーは可愛いとか感嘆の声をあげて人形を抱っこしている
ギャ「…あれが可愛いなんて………」
さっさとこんな部屋調べて出て行きましょう…
ギャ「……ったく、この絵といい部屋といいなんでこんな気色悪いのよ!」
メ「えっ?そうかな……カワイイと思うけど」
ギャ「えー!?これのどこがカワイイのよ!」
メ「そうかなぁ……イヴはどう思う?」
イ「…撫でたい」
ギャ「……イヴ……好きなの?こういうの……」
人は見かけによらず……
ギャ「アタシは無理だわ………」
メ「ギャリーって……ヘン!」
ギャ「変なのはアンタたちでしょ!」
メ「ギャリーがヘンだよねっ、##NAME1##! ……##NAME1##?」
メアリーが不思議な顔をするので##NAME1##の方を振り返るとドアの所で震えていた
(まぁ確かに……こんな不気味な部屋なら…仕方ないわよね…)
……いや、この震えは違う
例え不気味とは言えこの人形でこんなに怖がるものか?
「………ワタシ、…待ってるね……」
笑って見せるが引きつっている
##NAME1##はこの部屋には入れなさそうだ…
理由は後で聞こう…謝らなきゃいけないこともあるし……
ギャ「……わかったわ、なにかあったらすぐ言うのよ?」
「……--」
返事は頷いただけだった
最初の頃より余裕がなくなってきているのか…?
ギャ「…………ドア開けておく?」
本当は開けておきたいのだけどそれだと##NAME1##に負担が…
けど##NAME1##を見ると”早く閉めてくれ”と目で訴えている
ギャ「…わかったわ、けど気をつけるのよ」
繰り返し同じことを聞きながらゆっくり扉を閉めていく
ドアを閉めた後に部屋の不気味な人形の視線とは違う新しい視線を感じた
でも残してしまった##NAME1##が心配だから早くこの部屋を調べて出て行こうか
メ「ギャリー、何で##NAME1##を1人にしたの?」
丁度部屋の奥の本棚を調べ始めたときに鋭い視線をこっちに向けているメアリーが怒りを隠さずに言う
ドアを閉めた後始めて振り返るとイヴは心配した顔でギャリーを見つめ、メアリーは眉を顰めている
ギャ「少し休ませてほしいって」
答えてすぐにまた部屋調べを再開する
早くこの部屋から出なきゃ…
メ「どうして?」
納得のいく答えじゃなったメアリーは声を強くした
ギャ「##NAME1##もいろいろあって疲れてるのよ、だから今は少し1人で休ませてほしいんだって」
2人には申し訳ないが本に目を向けながら答えた
色々なことがあったのは事実だけど##NAME1##は自分から言おうとはせず、ほとんどのことは知らない
ギャ「…でも##NAME1##が心配だわ、早く調べて出ましょ」
そこでイヴは納得して人形を調べ始めてくれた
メ「そんなに心配ならわたしが見てくる」
そういって1人振り返りドアノブを回すメアリー
ーーーがちゃ
メ「あれ…?」
無機質な残酷な音に寒気が走った
メアリーが何度も押したり引いたりしたけどやっぱり開かない
ギャ「大変…っ!」
慌てて鍵を探し始めた自分とワンテンポ遅れて2人も動き出す
本棚の中、本の間、本の中、棚の裏…
人形の間、人形の下、床、人形の中…
絵画の下、額縁、タイトルの隙間…
本棚の隙間から鍵を見つけてすぐに後ろの方でイヴの小さな悲鳴と何か割れるような音がした
ギャ「どうしたの!?」
振り向くとイヴの足元に不気味な人形が落ちて赤いものが出てきている
イ「あ、鍵!」
その人形から出てきた鍵をひょいと取ったイヴを見て驚いた
いくらイヴでも割れてたとはいえ人形の腹から鍵を気にせずに取るなんてありえない…
でも今は##NAME1##の元に急がなきゃいけない
鍵を開けて互いに競いながら部屋を出た…
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