翡翠の薔薇12
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左右の壁際に3つずつの本棚の部屋
ど真ん中に赤黒い絵画
もちろんそれ以外は何もなく…
「……なん…だと…!?;」
イ「?」
「…………が、……美女が見当たらぬんーーーーーーーーーーーーっ!!?(泣」
(無個性がいないーーーー 以下略)
イ「…びじょ?」
「さっきの赤い服の石像さん…」しょんぼり…
イ「あ、無個性…」納得
「だって無個性さんたちキレイじゃん、ふつくしい(美しい)じゃないかぁっ…!」
イ「私は無個性や女の人の絵画より##NAME1##がキレイだと思うよ」
「い、”イヴ”……キミは………
キミはなんて紳士なんだっ!一生ついていきますっ」
(以下略)
そしてなんだかんだで本棚を調べる事に…
警戒しているギャリーは”イヴ”と一緒に反対側にいる
一人孤立中・・・
「………孤立ナウ☆」
なにこれ泣きそう…
くっそぅ………しっかりっ……ダメッ…ボク、泣゛か゛な゛い゛っ!!(大涙
…、まぁ、おふざけはこれくらいにしてやるか…… (じわっ…
「……………」
やっぱり……こんなことをしても…痛い、よ……
今は何をしてもくじけそう…
立ち直れない……
”ここの女性達は……
皆花占いが好き”
「……だから?」
最高に頭にきている
最高に胸が痛い…
八つ当たりしたいんだよ…
ギャ「ちょっ…イヴ!;」
イ「##NAME1##ーっ」
「………?」
何があった?
ずいっ、といきおいよく差し出されたその本…
…まさか、
イ「これ読んで!」きらきら
この美天使め…っ
「んーとねぇ…」
ギャリーみたいに読まなくてもいいんだけど…
やっぱり……なんでもいいからギャリーと話したい…
…さっきまでと同じ様に……形だけでも良いから…また、ふざけたい…
「”妖艶舞”」
イ「ようえんぶ?」
「特に意味はない単語だよ」
もちろんてきとうに言ったのだから意味などないけどね☆
イ「?」
「ん?ここが読めなかったのかな?」
イ「うん」
「”私はその恨めかしく美しい絨毯に指を走らせ……」
読み上げてる途中でぱたりと閉じられた本
ひょいと持っていかれた
……没収かy
ガスッ
「ん゛ぬ゛っ…!?;」
堅く…
小さな面積…
脳天…
わぁ…
(混乱中)
イ「………大丈夫?」
あぁ…そっか、
本の角で殺されかけたんだ…
「…も、んだい…ない……うふふ…」
それでもふざけてはくれず…
ギャリーはさっさと本をしまい、他の本を調べ始めた
イ「……なにかあったの?」
ギャリーの異変は誰が見てもわかる
でも説明できるものじゃない…
「……………わからない、よ」
なんて言えばいいんだよ…
もう…キツイなあ……
でも、………
ここでへばってちゃいけない…
ギャリーだって信じてくれようと頑張ってるはず…
信じたいけど正体がわからないから信じきれる保障はできないだけで
今ギャリーはすごく悩んでるんだ…
ワタシと同じ、
信じたくても信じれない時
こんな空間で正体が知れない、となると自然と味方ではないとなる
そして不自然な行動があれば敵対視せざるを得ない
例え恋してる相手でも…
「…確かに自分だったら信じられないかも」
イ「何が?」
「”イヴ”、ギャリーはね…今すごく悩んでるんだ、
だから今はそっとしておいてあげよう?」
小さな頭を撫でているとこっちまで癒されてくる
イ「どうして?悩んでるんなら相談にのってあげた方がいいんじゃないの?」
確かに普通ならそうするけど今はそれはいらない
今はとても落ち着いた気分だ
動作まで自分でもわかるほどにその気分と同じ様にゆっくりだ
「ううん、今はそれはいらないんだ」
イ「どうして?」
「今は言葉じゃなくて、行動で教えてあげるんだよ」
イ「何をすればいいの?」
「ただ普通にしていればいい、何もしなくていい、それだけで十分なんだよ」
”イヴ”はまだわからないと首を傾げている
「ほら、ギャリーのところに行きな
くれぐれもギャリーに聞いちゃだめだからね?」
先に注意しておかないとこの幼女は爆弾発言を平気で落とすだろう
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