翡翠の薔薇2
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バシャンッ
絵画に入った瞬間水中にいるような感覚がしたけどそれも一瞬ですぐに水から上がった感覚を覚えた
目を開けると、紺色の壁が映された
どうやらここは紺色の部屋らしい
ドアも何もなくただ、中心に机がぽつんと寂しく置いてあるだけ
「………ついに来たのか…」
ゲームの夢でもかなり忠実に再現されている
リアル過ぎる夢…
なんか…少し怖いな…
「夢じゃないみたいで少し恐怖を覚えるな…」
机の近くに寄ってよく見てみると、小さく真中に紺色の文字で何か机に直接書かれていた
”EAT ME”
「いや机は食えねぇだろ」
反射的に突っ込んでしまったが、何に対しての”EAT ME”なのか解からない
コトッ
「はっ!?;」
突然後ろで小さな物音がして反射的に振り返ると小さなガラスの箱があった
「…何やのん、さっきの音はキミか、可愛いな(←?」
近寄ってよく見てみるとガラスの箱の中には可愛らしいケーキが入っていた
そのケーキには机と同じ様に”EAT ME”とクリームで書かれている
「不思議の○のアリスかっ;」
とりあえず箱を持って机に戻る
「…何これ食うの?」
美味しそうだけど、…毒とか入ってないよね?;
ふと机を見ると文字が変わっていた
”KEY IS IN THE CAKE”
「ふん…鍵はケーキの中にあると…?
ケーキの中に鍵って…食べれる面積が減るじゃないか…(←そっち?」
読み終えた後の感想を言ったらカラン、と言う音と共にどこからかフォークが机に置かれていた
「…食え、と。」
フォークを持って左手に持っているケーキの入っている箱を見る
「…いただきます♪」
そして箱を開けケーキにフォークを刺す
丸い小さなケーキを小さく二つに割るとカツン、と手応えが…
「銅の鍵発見」
ケーキで汚れた銅の鍵を手に入れた
「そしてお味の方は…」
割った片方を更に小さく割って一口…
「………、チョコケーキだマジで最高…っ♪」
見た目は白いショートケーキなのに食べてみたらチョコケーキの味だ
小さくちまちまとゆっくり味わい完食
「ごちそうさまでした♪」
机に箱を置き、文字を見るとまた変わっていた
”PLEASE USE IT TO CLEAN UP THE KEY”
「これを使って鍵を綺麗にして下さい、と…?
親切だなぁ…」
そしていつの間にか箱とフォークはなくなっていて変わりにナプキンが置かれていた
ナプキンで鍵を拭き、机の文字を見てみるが今度は何も変わっていなかった
「んー、もう扉あんのかなぁ?」
周りを見回すが四面壁で扉は見当たらない
「…詰んだ☆」
どうしよう何これ?
鍵渡しといて扉は渡さないのか
なんちゅう鬼畜プレイだ…
「どうしろと言うんだい…;」
一面一面手を伝わせて壁を触って確かめる
「…ぬ?」
とある壁でさらさらだった感覚が一瞬途切れた
「何デスカ…?」
その途切れた所を触ると縦に一直線に伸びている
また間を空けた所にも一直線に途切れていた
「こ・れ・は?♪」
扉発見か、やったね、ナイスオレ☆
本来ドアノブがある位置を探ってみる
小さな穴があった
それに銅の鍵を挿し回すとガチャリと音がした
「ミッションクリア~♪」
ドアノブがないって事は押せって意味だね?
引くとかないよね?ドアノブないと引けないよ?
ガチャッ
「ほらね♪」
あぁ~、早く美幼女に会いたいなぁ…
舞い上がったテンションは次の部屋の異様な雰囲気で消滅した
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