翡翠の薔薇10 P3後半 微グロ表現注意
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この絵画…何?”これくしょん”?
……オレの部屋じゃん
…じゃぁ必然的にこの女子はオレか
ストーカーされてたってこと?
オレ僕っ子嫌いなんだよねー…
……その”僕”ってやつ…ここの作品か…?
ウサギさんだったらストーカーされても許せるけどそれ以外だったら即殺すわぁ…(←物騒
絵画の中ではもう電話が終わって背中を向けて寝ていた
自分はここからどうやってあの美術館と関係あるのかよく解かっていない
絵画の中の自分が寝てすぐだった
寝ている自分の向かい、つまり壁からあのピエロが上半身だけ出てきた
そのままピエロに抱きかかえられ壁の中に一緒に消えていった
そのあとしばらく見ていたが何も変化はなくどうやら終わったらしい
「…なんてこった……」
酷い声が出たけどそれどころじゃない
自分はピエロにさらわれてきた…
拉致られて来た…
隣へ、”誘導”
絵画はあの美術館を映している
ギャ「これって…あの美術館じゃない?」
「…せやな」
嫌な予感しかしないんだけど…
ギャリーとイヴからしたらワタシがここに来たその成り行きを見ているわけでしょ?
ネタバレもいいとこだ…
なにこれちょっとぶっ壊そっかな…
絵画の中で吊るされた男の前に立っているのは…
ギャ「…これ##NAME1##じゃない?」
「……絵画にストーカーされてたのか?」
拉致ってきたのがピエロでこのストーカーしてんのがウサギだったらなぁ…
……どんなに楽な事か…
絵画の中の自分は周りの状況についていけずおろおろしている
……情けない;
そこからイヴとぶつかってギャリーを見つけ、またイヴとぶつかった後
ギャリーと目があってどうしようかと固まっている
ーーーパリインッ
ギャ「うわっ」
イ「きゃあっ」
「イヴっ」
突然絵画のガラスが割れて破片が飛んできた
イヴを抱き締め飛んでくるガラスから守る
この際ギャリーは大人だからなんとかなるので放置←
ギャ「っ…##NAME1##、イヴ大丈夫?」
「……なんとか…」
イ「##NAME1##が守ってくれたから大丈夫…」
ギャ「そう…よかっ」
「…よくねぇわっ!」
ギャ「…は?」
つい大声を出してしまいイヴが酷く驚いたけどそんなこと気にはできない
「あんたこれ刺さってるじゃないかっ」
そう、ギャリーの右手首に少し大きめのガラスが深々と突き刺さっている
ギャ「…あらやだ、いつのまに」
「…コレだけの怪我はさすがに気付くだろ、知らなかった、とは言わせんぞ?」
ギャ「………」
ガラスを取り出そうにも先ず止血できるものを探してからじゃないと血が出てしまう
………抵抗はあるけど…仕方……な、い…
さらしを一週半ほど解いて鋏で切り取る
ギャ「ちょっ…!?##NAME1##何して…」
「黙れ阿呆が」
素早く終わらせた方が痛みも一瞬だからその方がいい…
容赦なくガラスを一気に引き抜き包帯代わりに切り取ったさらしを巻いて一件落着
「次からこんな傷隠したらあんた放置するからな」
ギャ「…あ、ありがとう」
マジでこんな羞恥プレイはいやだ(←言い方
割れた絵画を見るとギャリーと自分の間が割れていてなんだか不吉だ
絵画は赤い絵の具を音を立てながら流している
「…さっさと調べて出よう……」
気味が悪すぎる
題名が”気に入らない”に変わっていたことも見ていない
オレにとっちゃあんたの方が気に入らないんだよ、莫迦(ばか)が
”お迎え”
自分がこの変な空間に迷いこみたてほやほやの時だ
不思議の○のアリスみたいなところからでて
片足赤い水に落っこちて
あの変質者が現れ…
逃げているときの自分は今にも泣きそうな、なんとも情けない顔をしていた
題名が” な ん で ”に変わっている
”強行手段”
ギャリーの薔薇を取り返しに行った帰りの後のことが映された
「…ここってさ、」
ギャ「……えぇ」
イ「見られてるんだね、全部」
「そのストーカー野郎マジで生き埋めにしたい」
ギャ「物騒な事言わないでちょうだい;」
「ギャリーだったらどうすんのさ?」
ギャ「それは…」
「蹴る→殴る→刻む→埋め込む?」
ギャ「そんなことしなわよっ!;」
イ「え?死ぬまで働いてもらえばいいんじゃない?」
「「・・・・・」」
「…ごめんなさいイヴ……ワタシが汚い言葉を言うばかりに…っ」
イ「…?##NAME1##はキレイだよ?」
「そういうことじゃないけど…ありがとうイヴ……;」
##NAME1##”は”ねぇ…
”は”……
じゃぁギャリー汚いn…(殴
話しながらもあの悪夢が映されている
こんな形で教える事になるなんて…
” 逃 げ た ”
”連れ戻す”
…なんか狂気的なものに変わってきている……;
なにこれもうやだ(泣
あの鏡の部屋の出来事だった
この絵画はあの変質者視線で動いている
おかげで自分の酷く情けない顔を見れた
” 邪 魔 だ な ぁ ”
” ぼ く の も の ”
ギャリーとイヴがわいのわいのと楽しそうに話している
そんな中、絵画は寝ている自分を大きく映す
夢にうなされながら自分は泣いていた
ただ、その涙が頬を伝って落ちた瞬間にあの氷の粒に変わった
ギャ「……##NAME1##」
「………世の中って…不思議がいっぱいだね…」
なんじゃこれ、涙が氷に変わるとかどんなファンタジー?;
ギャ「…泣いてたのね」
「……そうだったんだね」
これを見るまで自分が泣いてたなんて自覚すらしてなかった
” ぼ く の も の な の に ”
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