翡翠の薔薇10 P3後半 微グロ表現注意
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ギャリーのコートから落ちてきた小さな氷の粒が8個くらい
一体どこから現れた…?
「…変なの」
イヴが机から花瓶を取ってきた
イ「入れてみよう」
小物を集める時のわくわくってやつだろう…
うん、そんな丁度いい花瓶があったら誰だって入れてみたくなるよね
粒を2,3個入れたら花瓶に水ができた
「…なんじゃこりゃ」
ギャ「水…ね」
ギャリーが試しに薔薇を挿してみると薔薇が元気になった
「おぉ…っ」
ほいじゃ”イヴ”も、と赤い薔薇を挿すと元気を取り戻した
イ「##NAME1##のもっ」
早く早く、と手を出して急かしてくる”イヴ”を見て
マジでこの子可愛い…
と変態発言が出そうになったのは気にしないでおこう
「はいはい」
翡翠の薔薇を挿した
けど3枚程花弁が戻ったところでそれ以上は増えなかった
イ「…あれ?」
「は?」
…世の中不思議がいっぱい
薔薇を取って花弁を数えると5枚、でもその花弁は萎れている
ギャ「全く回復しないじゃない」
「そんなRPGゲームみたいな…;
でも足は治ったから一先ず大丈夫でしょ」
ギャリーの横に立ちほら、と言ってみせる
イ「##NAME1##の薔薇全然回復しない…」
「”イヴ”まで…ほら、ギャリーのせいだっ」
ギャ「アタシっ!?何かした!?;」
「RPGみたいなこと言うからっ」
ーーーケタケタケタッ
「っ!!?」
突然、聞き覚えのある”声”
いつの間にか足元にはピエロの人形があった
「いやああああああっ!!」
離れた時に薔薇を落としてしまった
どうしよう…ピエロの近くに落ちちゃった…
ーーーべちゃっ
ギャ「ぎゃあっ!」
ギャリーの横の壁に文字が浮かぶ
こいつ本気で驚くと乙女ぶっ飛ぶな
”あーぁ、せっかくの 対価を・・・
これじゃ 足りない、足りないよ
だめ だめ、もう一回 やり直し”
ピエロの人形はギギ・・、と鈍い音をたてて翡翠の薔薇を拾うと部屋の奥に向かって歩き出した
その後を追うように残りの氷の粒がころころと転がっていく
ギャ「ちょっと…っ!」
ギャリーが追いかけるとピエロの人形はありえない速さで奥にある扉に入っていってしまった
イ「行っちゃった…」
ギャ「追いかけるわよっ」
え?追いかけるの…!?
でも薔薇が……
「…くそっ……!もぅっ、やだなぁ…っ」
涙が出てきた
でもそれ程に嫌なのである
ものっすごい嫌、
でもピエロに殺されるのも嫌っ
イ「##NAME1##、行こう」
イヴが手を繋いでくれた
「…うん……」
でも行かなきゃいけない事くらい知ってる
ギャ「大丈夫よ、アタシ達がついてるわっ」
ギャリーも反対の手を繋いでくれる
「…うん……」
行くしかないんだろ……
鍵がかかってくれればいいのに…
そんな期待は簡単に開いた扉にあっけなく崩された
ギャ「暗いわね…」
さっきのへやよりうんと薄暗くなったこの通路に寒気を覚えた
左右に伸びている通路の先は見えない
ギャ「こっちから行く?」
ギャリーが指した左の方向に頷いて手を繋いでいった
…なんか、よく解からないけど嫌な予感がする…
緑の扉を開けると部屋も緑
絵画が展示されているみたいだ…
正面に看板が置いてあった
”ようこそ
ぼく の これくしょん へ
ぼく が あつめてきた たくさんの これくしょん を ごたんのうあれ
でも ちゃんと たいかを はらってね
さわったり こわしちゃ だめだからね”
ギャ「この対価って何かしらね」
イ「お金払わなくちゃいけないのかな?」
「…そんな単純なものには思えないのは寝起きだからかね……」
絵を順番に見ていく
”採取”
和室の部屋に一人の少女が入ってきた
着流しを着た少女はすぐにベッドに向かい寝てしまった
ギャ「変わった服ね…」
イ「この部屋も見たことないよ」
「・・・」
…やだこの部屋
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