翡翠の薔薇9
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自分の中でいろいろ溜まっていたものが弾けた
でも心配だの嫉妬だの図星だけど言われてからじゃないと気付けなかったことに頭にきていたのは確かだ
大きく身を乗り出してギャリーのタンクトップを掴んだ
そのままおもいきり引っ張って自分のそれを押し付ける
ギャ「……!」
ギャリーは温かいけど自分のは冷たい
冷え性だから手や足が氷なのはわかっていた
でも当然自分のを触ったことくらいある
確か温かかったはずだ
自分の手は本当に当てにならない
「…っ」
息を止めてしまっているからそろそろ離そうか…
いや、まだイラついていた分やってやる
先にコイツの息を切らしてやる
ギャ「……っ」
いきなりのことだからギャリーも息を忘れていたのだろう
少し苦しそうに顔がしかめられてきた
…よしっ、あともう少し…っ
「っ…」
でも自分が先に限界が来てしまった
息苦しくてやむを得ず離そうとしたのだけど
ぐっ、
「っ!?」
突然頭の後ろに手が回されて離せなくなった
=酸素が吸えない
=窒息しそう
=危険
すると一瞬だけ離された
「……はっ、」
溜まった二酸化炭素をはいて酸素を取り込もうとした時に角度を変えて塞がれてしまった
「んん…っ!?」
早く離せと胸板を叩くがびくともしない
そして何度も角度を変え啄ばむようにしてきた
離そうともがくけど頭を押さえられているので不可能だ
=また息が吸えない
=窒息死確定かもしれない
=逝ってきます・・・
「んむぅ……んんっ…」
く、苦しい……
叩いていた手にも力が入らなくなってきた…
…でもなんでだろう……甘くて…何も考えられなくなってきた…
その時にやっと開放された
「っはぁ…!……ふう、」
必死に呼吸をしているこっちとは逆にコイツは本当に清々しい顔でいやがる
「…こ、殺す気かっ…!」
ギャ「あらやあねぇ、##NAME1##からやってきたんじゃないの」
ご、ごもっともだけれど…っ;
「う……」
ギャ「それにしても##NAME1##から誘ってくるなんて意外だわ…、惚れちゃった」
語尾にはあとが付きそうな言い方に変態だと思った
けど考えれば先程の行動で自分も変態なのだ・・・
「…はあ」
休憩するつもりが…何をしているんだ自分……
変態ゲージがついにMAXを超えたか…
いかん…、いかんぞ自分…っ
大人しくしてれば大丈夫……、なはずだっ;
「………」
それにしても、…眠くなってきた……
少し目を休めるか…
「……あ、そういえばギャリー」
ギャ「ん?」
「ギャリーは今まで誰かと付き合ったことってあるの?」
ギャ「ないわよ」さらり
「は?もったいねえー!こんなイケメンがいるのにっ…!?
じゃあ告白とかバレンタインとかは?」
ギャ「チョコは貰うけど全部義理よ、告白もされたことないわ」
「まじかよっ…!?他の女は何見てんだよ………」
・・・デジャヴーぅ?
・・・・やめよ・・(←自暴自棄?
「…一休みするわ」
そして目を閉じてすぐに隣の気配が変わった
イ「うぅ…」
声が聞こえた瞬間に頭が理解する前に目がすぐに開いた
「イヴ…っ!?」
ギャ「何、どうしたの?」
隣のイヴを見ると薄っすら汗をかいて苦しそうにしている
・・・きっとあの夢をみているんだ
「ぃ、イヴっ、…ど、どどど…どうすれば……」
悪夢にうなされている時どうしたらいいかとか知らない…
友達に聞くわけでもなければ親に育てられたわけでもない…
ギャ「嫌な夢でも見てるのかしら…起こすわよ?」
「…小説……」
ギャ「…え?」
ふと頭に浮かんだこのジャンル…
いつも暇な時に夢小説含めいろんなジャンル読んでるじゃないかっ…
何で気付かなかった…
「…うなされてるんだろ?
……えーと、」
読んだ中でうなされている時にやることは…
「…確か、こう…」
イヴを膝の上に座らせ赤子をあやす様に優しく包んで…
……次に、歌うはずだ…
でも何歌えばいい?
わからない…
詰んだわぁ…☆
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