翡翠の薔薇9
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「・・・・・」
ギャリーも相当疲れているだろうからこうして手伝ったはいいものの…
目が悪いので字が見えません…(絶望
決して老眼ではないけれどっ;
片方だけ極端に悪くて片目を瞑れば見えるんだけど表情筋の限界がある
結果、仕方なしに本を近づけて見るしかない
それか根性で何が何でも本を近づけず見つめあうか…
しばらくお互い無言でページをめくる音が響いていたが特にめぼしいものはなかった
「・・・何もねえ・・」
あった、と言えば”たのしい かいが”くらいでゲルテナの作品が載っているだけだった
あー…お菓子とか出てこないかなー…
糖分が足りないんだよ、命の糖分が…
ギャ「##NAME1##何かあった?」
ギャリーも終わったみたいだし…そろそろ休憩にするか
「なんもない…、少し休もうか」
そしてまたギャリーに支えてもらうのは良いんだけど…
「…///;」
そうだ、忘れていた…コイツには筋肉があるっ;
このすべすべな肌にほど良い筋肉…
うわぁ…萌…(殴
そんなバカなことを考えていると時間と言うのは早いもので…
ギャ「壁際がいいかしら?」
「ぇ?あ、”イヴ”の隣がいい」
イヴの側にいれば怖い夢を見た時に何かしてあげられるかもしれない
何ができるかわからないけど…
ギャ「ちょっと借りるわね」
そう言って残り2枚の薔薇をさらしから取る
「お、おいっ、何するつもりだ?;」
そのままドアノブに手をかけたギャリーを慌てて止めた
つい口調が戻ってしまったがこの際気にしない
ギャ「花瓶を探してくるわ、そのままだと##NAME1##辛いから十分休憩できないでしょ?」
確かに苦しいから休憩は十分にはできないけど…
「ギャリーが思ってるほど辛くはないよ、大丈夫だから…」
ギャ「アタシだってたくさん薔薇を千切られたわよ、残り3枚以下になると体中軋んでなかなか動けないんだから無理しないの」
あぁ…そうだった…一応コイツ経験者だ……
くっそ、厄介だな…
「だからと言って一人で行動するのは危険だ、勝手に動き回られるとこっちが困るんだよ…」
危険な目にあわない保障などここにはない
ギャリーが傷付いたらどうする…
ギャ「失礼ね、そんなヘマはしないわよ」
それでもギャリーはドアを開け部屋を出ようとする
「………、」
なぜイラッときたのかいまいち自分でもわからなかった
でも言いたいことが伝わっていないのは確かだ
「だからさぁ…っ」
ダンッ
ギャリーを止めたいけど足は使えないし物を投げるのは危ないし…
考えた結果、思い切り床を殴って音を出すしかなかった
案外予想より大きな音にギャリーが何事かとこっちを振り向く
「そういう意味じゃねえんだよ何でわかんないかなぁ?
ここには無事に帰ってこれる保障なんてないんだよ
何かあってからじゃ遅いっ」
こんなに言わせるなんて…
でも怒ってはいるけど怒鳴ったりしていない
むしろいつも相当頭にきても暴れるのはほんの一瞬くらいでこんなに言ったことはそんなにない
久しぶりにこんなにキレた、そんな感じ
ギャ「…………、そうね…ゴメン……何か、##NAME1##が苦しんでいるのは見ていられなくて…焦っちゃったわ……
…ホントに、何考えてんのかしら……」
ギャリーは素直に戻ってきた
向かいの壁に座って項垂れている
こんなしょんぼりしたギャリーは嫌だ
「解かればいい、次から気をつければいいんだから…
だからじめじめすんな、湿気が半端ない」
ギャ「……ありがとう、##NAME1##…心配してくれて嬉しいわ」
「………チッ」
やっと薔薇を返してくれたギャリーに礼の代わりに舌打ちを返してやる
ギャ「ねえ、##NAME1##は付き合ったことあるの?」
そしていきなりのガールズトークかいっ;
「ないよ」さらり
ギャ「えー!じゃあ告白されたりとかは?」
「ない」さらり
ギャ「もったいない!こんなに美人なのに声もかけないなんてっ、周りの人たちは何を見てるのよっ」
なに一人で興奮しているんですかギャリー君
お前男だr…
ギャ「ねえねえ、##NAME1##って甘いもの好き?」
しかもいきなり話しが飛びやがるぜコイツ?
・・・すごくね?←
「甘いもの好きだけど…?」
ギャ「そうなの?良かったー!ねえ##NAME1##、今度アタシの家に来ない?
ケーキ作ろうと思ってるの!」
……女子かっ
「え、何ケーキ?どんな?もちろん行く行く」
は?甘いもの?ケーキ?
もちろん食べますよ(キリッ
糖分大好きだもん、もはや命だよ命
甘党を極めた甘党だよ
いくらでも食えるからな(←何の自慢?
ギャ「チョコケーキ作ろうと思ってんだけど、どう?」
何っ、チョコ…だと…!?
「マジでか!?尚更行くっ」
大好物ですっ(キリリッ
ギャ「よかったー!アタシの友達だいたいそんなに甘いもの好きじゃないからなかなか食べれないのよねー」
…あぁ、友達ね……そういえばギャリーはやっぱり女子が友達多いのかな?
…それともカマ……(殴
「そういえばギャリーの友達はその口調だからやっぱり女の子が多い?」
ギャ「うーん、普通にいるわよ
でも男が多いわ」
普通ってどんくらい…
でも女子もいるのかー…
…何人かいるんじゃない?ギャリーに惚れてる子
…ギャリーに告白されたけど……イケメンで性格のいいギャリーとワタシなんて不釣合いじゃないか?
「…へぇ、」
ギャ「あら?嫉妬?w」
イラッ
畜生目が…っ