翡翠の薔薇9
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「な、ななななにをしてんだあんたはっ!?///;」
ギャ「なにってキs・・・」
バキッ!
ギャ「ぐっは!?;」
「言うなあああああああああああっ!///;」
見事に顎に右ストレートがクリーンヒット
その勢いでギャリーは仰け反ったがなんとか倒れないように踏み止まる
「い、いきなりなんなんだあんたはっ!?///;
男の声になったと思えばおちゃめになるし、
変態してきたかと思えばまた男の声になりやがってっ
狙ってんのかっ!?///;
ふざけるのも大概に……ん゛ん゛!?」
言いたいことを言っている途中で手で塞がれた
「ん゛ん゛ーっ!ん゛ー!」
(離せーっ!阿呆ーっ!)
ギャ「わ、……悪かったわ…;
だけど静かにしないとイヴが起きちゃうわよ?;」
「……………」
言われて初めて気付いた
慌ててイヴを振り向くがまだぐっすり眠っている
騒ぐのをやめるとギャリーは手を離した
「ふぅー・・・」
離された瞬間に安堵の息がでる
ギャ「・・・少し落ち着いた?」
「は?」
やばい、今の自分の顔はヤンキーみたいな表情だろうなあ
でも仕方がない、コレが素なのだから
「落ち着いたも何もあんたのせいだろ…っ」拳
ギャ「そ、そうねっ;そうだったわねごめんなさいっ;」滝汗
「とりあえず退け…」
そういえば今更ながらまだギャリーが自分に跨っていることをすっかり忘れていた
普通に言ってもまた聞かないだろうから出した殺気はそのまま、拳を強くぎゅっと握ればギャリーは急いで退いた
「…で、どういうことなんですかぁ?」
ずっと怒っていてはギャリーも答えづらいだろう
ここは笑顔だ…
そう、笑顔…
ギャ「…え、笑顔が怖いわよ……;」
「えぇ?何それ知らなーい、さてギャリー容疑者自称21歳、美術大学生
犯行の動機は?」
ギャ「犯罪者扱い…っ!?;」
「違うの?人のファースト奪っておいて」
ギャ「えっ、ウソ!?ファーストだったの?」
途端にギャリーは嬉しそうな顔をする
「…何ニヤニヤしてんの?
本気で警察呼ぶよ?」
ギャ「ちょ、ちょっと待って…!?;
ご、ごめんなさいねっ;
でもふざけてやった訳じゃないのっ」
「うん、あの男の声で言われたのはおふざけじゃないのは理解できる
…その後のおちゃめは何?」
あー…やばい、まだ心臓が騒いでるよ…;
確かに画面越しに初めて見たときに一発でオレの中の人気ベスト1位に入ったよ?
それからドハマリのパラダイスだけども…?
恋愛感情なんてそこには……………
…………………
ギャ「…えー……とね、それは…;
…って##NAME1##?」
…マジか、待てよオレ……っ;
確かにギャリーはイケメンだよ?
でもそれは所詮ゲームの人物…、二次元に本気で恋してどうする?
マジか…そんなに重症だったのか自分……
………そういえばこれは、……夢、なんだっけ?
……現実なんだっけ?
ギャ「ちょっと##NAME1##?」
夢だと思ってんだけど………
でも痛みは感じるし何か夢とは思えないほどリアルだしいつまで経っても覚めないし…
……現に今、身体中軋むし足首痛いし肺も痛いし…
…やっぱり、夢じゃないのか……?
そう思った瞬間、何か胸につっかえていたものがふっと消え軽くなった
…そうだよな……薄々は感づいていたんだけど…やっぱり、夢じゃないんだよな…
あーぁ…、どうしようか…
じゃぁここで薔薇が朽ちると死んじゃうんだ…
こうやってイヴとギャリーに会っているのも…
ここに迷い込んでいるのも…
作品に襲われているのも…
全て現実…か、
さっきの……ギャリーの告白染みたやつもどうしよう…
…ワタシ、ギャリーが好きなんだけど
ギャ「##NAME1##っ!」
「ぅはいっ!?;」ビクッ
相当考え込んでしまっていたらしくギャリーの存在を忘れかけていた
ギャ「どうしたのよ、そんなに考え込んで…」
「…い、いや…なんでもない…なんでもない///;」
自覚したら急に接しづらくなった
どうしよっ…;
誰かメンタルの達人助けてえええっ;
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