翡翠の薔薇8
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ギャ「クス…ありがとう、それにしても##NAME1##がそこまで素直に話すなんて驚いたわ」
離れたギャリーの顔はそれはそれは良いものを見たような嬉しそうな顔で……
何か、むかつく…(←え?
オレ苦労したのに…
「ニヤニヤしやがって…」
楽しそうだなぁおい?
ギャ「そりゃあ…、ふふっ…」
「くそ…っ」
この変態めがっ
ギャリーと少し長く話しすぎたか…
そろそろイヴの様子が気になってきた…
「そういえばイヴは…」
隣に寝ているイヴを見るとぐっすりと眠っている
とりあえずはまだ悪夢を見ていない、な…よし
「ほっ…」
ギャ「そういえば思ってたんだけど…」
ギャリーを見て次に聞かれる事がわかった
ギャ「…##NAME1##、アンタ…一体何者?」
…やっぱりね、どうしよっかなー
正直に話してやるか少しはぐらかすか…
自分でもよく解からないのにどう説明すればいいんだよ…
「…なぜ、そう思ったの?」
ギャ「気になったのはあの鏡の部屋を出てから……
鍵の場所もあの絵のことも知っているようだったし…
先の事を知っているような動きをしていたから…」
まぁ、あれだけやってしまえばそうなるわな…
「…………」
ギャ「…………」
自分にとってはTHINKING TIMEだが、
ギャリーにしてみては真剣な、緊張の張り詰めた感じなんだろうなぁ…
どうでもいいけど(←最低
「Hum…、ワタシは何者……か…
…ぬ~~~っ、説明しづらいなぁ…;」
なに?
キミ達はゲームの人物なんだよっ☆
って言うの?
ワケ解からん、これを理解しろと言われてもできないな…
無理があり過ぎる…
とりあえずは害を加えるつもりは無いと言う事は伝えておいた方がいいな…
「…何者か説明しようがないんだ、
ワタシ自身もなぜあの美術館にいたのか理解できない…」
ギャ「…どういうことよ」
いやん三白眼の威圧っ☆(殴
「この件に関しては少し時間をちょうだい、もう少し考えをまとめておきたい
でもギャリー達に危害を加えるつもりはない、むしろここから出るのを手伝うよ
ワタシの薔薇がギャリーとイヴの代わりになるなら喜んで消費しよう」
ギャリーの手を残り2枚の翡翠の花弁に持っていき1つをつまませる
ギャ「##NAME1##…っ?」
ギャリーは驚いているが緊張した顔で息を呑んだ
その顔に笑いが込み上げてきてしまう
「…クスッ、毟ってもいいんだよ?」
花弁をつまませている手を少し引っ張ればギャリーは更に顔を強張らせる
おっもしろいなあ…(鬼
ギャ「・・・・・」
少しの間フリーズしていたギャリーは一度目を瞑って何か決心したような様子を見せた
薔薇にかけている手に反対の手が重ねられた
と思ったらトン、と肩を押された感覚
視界が反転して先程より近いギャリー
いつの間にか薔薇はギャリーの手にあって頭の後ろには打たないように反対の手が添えられている
いきなりのことで今の状況をよく理解できていない
だが頭の後ろに添えられていることに
”…こいつ……紳士っ…!!!///”
胸キュンっ、と脳内で暴れているということはまだ冷静さを保っているんだと思う
ギャ「ーーーさせねえよ」
「・・・・え」
あ、れ・・・
・・声・・・おカマ・・・声が・・・、素?
ギャリーの男の声に急に緊張する
余裕なんてものはどこかに消えた
ギャ「もうこれ以上危険な目にあわせねえ」
何度も鼻先が掠めあう度に心臓が破裂しそうだ
ギャ「護られてばかりなんだ、これからはオレが護る」
ふいに耳元で言われ身体がビク、と反応する
ギャ「…なーんてねっ」
語尾に☆がつきそうな程のおちゃめな言い方と笑顔
ギャリーが起き上がり視界が晴れた
「・・・・・」
ぽかんとギャリーを見つめていたが
やっと少し考える余裕ができて先程のことを思い出した
「・・・・っ、/////;」
ギャリーの顔を見ていられなくなって顔をそらした
顔が赤くなっていることは自分でもわかっている
ギャ「…##NAME1##?」
返事する余裕は今はない
ギャリーがこちらを見ているのを感じる
ギャ「…もしかして惚れた?」
「はっ!?///;
ちっ、ちがーーー」
全否定しようと勢いよく振り向く
が続きの言葉は塞がれた
唇に柔らかくて暖かい感触
どれくらいそうしていたのだろう
ゆっくりと唇から離れた
恐らくはたったの数秒かもしれないがとても長く感じた
ギャ「ごちそうさま」
また声がさっきと違って低い
その顔は笑顔とか微笑とかけ離れてとても艶めかしい
「・・・・・へ・・・」
ギャ「・・・へ?」
「変態いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっ//////;」
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