翡翠の薔薇8
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「人の胸をまさぐるようなスキンシップは恋人関係の子とやりなさい、
お前口調と心は女でも男だろ、痴漢は犯罪です」
ギャ「ち、違うわよ!;
そんなやましい事じゃないわっ;
それに口調は認めるけど心は女じゃないわよっ」
「だが痴漢は認めると…」
ギャ「認めてないわよっ!;」
さっきの弱弱しい態度とは一変して起きたら早速人をオネエだの痴漢扱いだ
しかしそんな態度であれやはり疲労の色は消えていない
それに最初からずっと顔色が悪いのもあって死人のようだ
まぁ…首の痕がないからあの時までとは言わないけど…本当に心配だわ…
ギャ「それより##NAME1##」
返し損ねた薔薇を##NAME1##に見せる
そこで##NAME1##はさらしに挿してある場所に手を置いて自分の薔薇がないと解かると苦虫を噛み潰したような顔をした
ギャ「この枚数は何?
どこでこんなにやられたの、どうして無理したの?」
「…チッ、…レッドに千切られまくったんだよ」
ウソだ、ちゃんと千切られた枚数は女を蹴飛ばした時に見た
##NAME1##は薄っぺらい笑みを貼り付けている
ずっと目を合わせたまましばらく睨み合う
少し前に気付いた##NAME1##のウソを見破る方法
ギャ「・・・・・」
「・・・・・」
お互いずっと無言で目を見る
##NAME1##は薄っぺらい笑みを貼り付けたままじっとアタシの目を見つめている
ギャ「…ウソね」
そう言った途端に##NAME1##と目が合わなくなった
いや、目は逸らしていないけど目を見ていない
目を見ているようで見ていない、と言う言葉が一番近い
ギャ「赤い女を##NAME1##から退かした時に3枚の散った花弁を見たわ」
##NAME1##の貼り付けていた薄い笑みが一瞬歪んだ
ギャ「それに最後の扉を塞いだあのマネキンを蹴飛ばした時に1枚散ったでしょ」
「よう見てはりますなあ…」
わざとらしく薄い笑みを深める##NAME1##
ギャ「アタシが見たのは4枚だけよ、##NAME1##の花弁は8枚…あとの2枚はどうしたの?」
「んー…あとの2枚ねえ…我ながら情けないが逃げ回っている時に頭とか腕とか強く打っちゃって…
ははは…2枚散っちゃった…」
ずっと目を会わせているけど見ていなかった##NAME1##は最後に誤魔化すようについに目を瞑った
ギャ「…仕方ないわね」
本当はあまり無理矢理なんて嫌なんだけど…##NAME1##が正直に言うまでは仕方がないわね…
…仕方がない、か…確かこの言葉、##NAME1##もあの時言っていた……
ギャ「ねぇ##NAME1##…」
##NAME1##の右足首を指先でなぞる
「っ…」
##NAME1##の薄い笑みが少し崩れて顔がしかめられた
何の力も加えていないけど腫れている右足は触っただけでも痛そうだ
ギャ「本当のことを言って…」
少し切なそうに言えば##NAME1##の薄い笑みが完全になくなった
「……………」
しばらく待つけど返ってくるのは無言だけ
まだ言う気はないらしい…
それじゃあ、もう一押し…
ギャ「ねえ…」
なぞっていた右足首に手を置いて軽く押す
「…っ!?」
##NAME1##の顔が苦痛に歪んだ
その顔にちょっとそそられたりして…(←ドS
「………わかったわかったっ!話すっ、話しマスヨっ!;」
両手を挙げて降参の意を表す##NAME1##
置いていた手をどけると深い溜め息を吐いた
「はあぁぁぁ…、キミはワタシを殺す気か」
ギャ「人聞きの悪い、##NAME1##が正直に言っていればこんな事しないわよ
で、あとの2枚は?」
「………ギャリーを先に部屋から出した後、出るときにブルーに2枚やられたんだよっ…」
やっと言った##NAME1##の顔はとても悔しそにしかめられていた
ギャ「…そう、ごめんなさいね…あの時アタシ全然動かなかったから##NAME1##に迷惑かけたわ…」
「いやギャリーが悪いんじゃない、あれが普通の反応だ」
ギャ「アタシったら##NAME1##を護るどころか助けられてばっかり…ホントにだめね…」
「そんなことはない」
これが即答なのか、と実感した
ギャ「え?」
あまりに真剣な顔をしているから緊張する
「ギャリーがいなければイヴはここまで来れなかった
ワタシだけじゃ進めない…
ギャリーがいるからなんとか平常心保てるし囮にだってできるわけじゃん」
ギャ「囮って…アンタそれ褒めてんの?;」
「それにさ…」
さっと##NAME1##に返し損ねた翡翠の薔薇を取られた
あまりの早業にびっくりするわ…
「ギャリーがホントに弱虫で役立たずの欠点の塊なら…
今のワタシの薔薇は無いよ」
上に薔薇をかざしてくるくると回している
頼りない2枚が今にも取れてしまいそうで恐い
「ギャリーが無個性を退かしてくれた、
ギャリーがレッドを退かしてくれた、
ギャリーにイヴを任せられる、
ギャリーの方がワタシより知識豊富…
……ギャリーは隠れマッチョ…、
ギャリーはここの作品みんなにとても好かれている
これのどこに欠点がある?」
ギャ「・・・・・」
最後のは…褒め、てるのよね?;
「充分頼りになるよ、そういう人は好きだな…」
ギャ「…え、」
最後の言葉が信じられない…
いや、落ち着いてよく考えれば人として好きなのかもしれない…
でも……、どっちなんだ?;
ギャ「そ、それは…///」
”人としてよね”
続きが出なかった
目の前の##NAME1##顔も負けないくらい真っ赤だ
ギャ「・・・##NAME1##?」
「…っ、違うっひ、人として!///;
人としてだっ///;
だ、誰がお前なんかをっ、…か、海藻類のくせにっ!///;」
ギャ「誰が海藻類よっ!;」
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